ネット時代なのに今の若者はURLを知らない理由 時代の進化の裏にある衰退化




URLって何ですかと聞いてきた20代前半の女性

オーストラリア留学中に同じフラットに住んでいた大学・専門学校などを卒業してそのまま留学しに来ている20代前半の人たちと関わることがあったのですが、かなり引いた出来事がありました。

 

1人の女性の話なのですがLINEでのやり取りで相手が話題にしていたインターネット上で見つけた話題があって私はその原文となるページを実際に見てみたいのでサイトのページを教えて欲しいと送信したんですね。

 

そしたら返ってきたのがスクリーンショットで撮られたそのページの画像だった。

これじゃあ下の方にスクロールできないから全文が見られない。

また関連の記事なども細かく知りたかった場合はとても不適切です。

 

そこで私は

“悪いんだけどURLを教えて”

といい方を変えて頼んだのだけど返ってきた言葉は

“URLって何ですか?”

 

ちょっとイラっとしたのと、これを説明するの?と引いた覚えがあります。

 

URLってもしかして今では言わないのかなとも思い直し

“今送ってくれたサイトに飛ぶためのアドレスのことだよ”

と書き直したのですがそれでも彼女は何のことかわからない。

ネット詳しくないのでと返ってきました。

 

スマートフォンを使って実際にインターネットを使用しているのにそれはないだろうと思いました。

 

そんなことをモヤモヤしていたのですがTwitterでこのようなツイートが流れてきて、決して珍しいことではなかったと分かりました。

 

 

似たような経験と疑問を持っていて安心しました。

 

この方は定義は難しいと書いてあるが、今ではほとんどの若者がスマートフォンやPC・タブレットを所持しておりインターネットを見ない日はないと言われる時代。

若者にとってネットの世界は必要不可欠となっている。

 

50代60代を超えているネット時代を生きてこなかった世代からすると知らなくてもうなずけるが現代の若者がURLを知らないということはインターネットの見方が変わってきていることになる。

 

この話題は昨年から気になっていたがいろいろ考察し、個人的にどう思うか、またどうなっていくかを考えた記事になります。



URLを知らなくてもネットから情報を得れる

インターネットの利用の仕方

iOSのスマホにあるスクリーンショット機能ってかなり楽で便利。

 

ネットに繋がらない場所に行くことが多かった私からすると、目的地までの道のり検索したページをスクショして保存しWi-Fiが無いところでも画像で確認できる事や、気になる記事が載っている部分だけスクショして、ネットがつながらなくてもその画像にした記事を読み返すときにはとても役立ったことが多かった。

 

私自身URLについてはもちろん知っているが、だたインターネットを使っているだけだったらURLの重要性についてあまり考えなかったとだろう。

 

検索して、気になった記事の1部分を切り取り誰かと共有するにはスクリーンショットや今はどのサイトにも大体ついているシェアボタンで転送で十分役割を果たせてしまう。



アプリの豊富化がURLへの概念を消滅させている

検索ではなくダウンロード

スマホが普及する少し前の時代にさかのぼる。

PCが浸透し始め一家に1台あってもそこまで珍しくなくなってきた十数年前。

 

その時代にはもちろんSNS交流はまだまだ珍しく、Facebookくらいしか思いつかない。

SNSという言葉が浸透したのもほんの数年前の事である。

 

SNSというワードがまだ浸透していなかった時代では、似たような交流の仕方としてチャットがあげられるんじゃないかな。

昔はチャットをするにもインターネットで検索してそのホームページ内のサービスを利用していたが今では専用の『アプリケーション』をダウンロードしチャットする手軽さに変わってきている。

 

電話もメールもそうです。

LINEやWhatsapp、InstagramやFacebookでも映像付きの電話やチャットをし合えコミュニケーションがSNSやアプリでとれる時代。

知らない者同士でもTwitterやTik Tok、Instagram、そしてYouTubeなどの動画配信を使ってコメントのやり取りが手軽にそして気軽にできる。

 

これらにもURLの概念はもちろんあるが、その使い方の工程を考えるとURLの着目はかなり薄いでしょう。

検索するよりもダウンロードしてインターネットを利用する。

 

URLの概念の消滅とは現段階では言い過ぎかもしれないが、近い将来URLはインターネット利用者の中では日常ワードである『URL』が専門用語となって馴染みが無くなくなっていきそうだ。



QRコードを読み込みが主流化されURLを打ち込まない

打ち込まずに読み込む

少し前まではショップやレストランの名刺などにお店のURLが書かれていたが、今ではQRコードに変わっている。

QRコードの作成もインターネット上で無料で数秒で作れてしまう。

 

ホームページや動画配信サイトでアカウントなどを持っていてネット上に自分の所有するページのアドレスがあれば誰でもQRコードを作れてしまう。

 

QRコードを読み込んでサイトやアプリを起動するのは今では普通の事となっていて逆に一昔前までしていたURLをいちいち打ち込んでサイトを探す方が珍しい。

 

ユーザー側がURLというサイトの住所となる文字列と直接かかわることが無くなってきているのも若者がURLの存在を知らない原因に大きな関りがあると思う。

 

URLを知っているメリットが無くなりつつある

SNSアプリでコミュニケーションやニュースやネットコミックなど利用できる時代。

シェアしたければそのサイトに代替ついているのがシェアリングボタン。

URLをコピーせずに情報をペーストできてしまう。

 

たくさんの情報と機能を1つにパック化されてしまった便利な今の時代になりURLを理解している意味はあまりないように思う。

 

ウェブサイトに手軽にユーザーを呼び込みまた彼らを介して発信を広げるのはとても重要なことである。

 

アプリやQRコードでのURLの読み込みすることなどで簡単に情報伝達ができるように制作側がしてしまっているため、ユーザーがURLを意識しなくなってくるのは当然のように思う。

 

私は自分の世代がちょうどPCが一般化しつつある時代だったのと携帯電話がまだ出始めたばかりの時代の人間でスマホなんてなかった。

QRコードとかアプリとかはスマホができてからスマホの利用者のために作られたものなのでこれらももちろん無い。

 

そんな時代からPCでインターネットを利用していたのでURLの概念はもちろんある。

しかし今の時代のQRコードやアプリに馴染んでネットを使う時代に生まれた場合URLなんて知らんというのは結構しっくりくる。

 

私は少しの期間であったがweb関係の仕事をしていたときがあり、その仕事をする前までは存在は知っているがURLの重要性なんて考えなかった。

 

もしウェブサイトをスマホが浸透するまで一切使っていなくて、最近になってスマホ持ちインターネットに触れていたら私も今の若者がしているスクショでのサイトの情報の送り合いに抵抗が無くなっていたかもしれない。

 

成るべくして成ってしまったURL離れだと私は思います。



時代の流れの縮図

時代の流れで衰退する常識

日本人なのに日本の歴史を知らないのか、土地や政治、もっと言うと一般常識がわかっていない人もいる。

 

スマホは本来電話としての機能である連絡ツールからインターネットを使用することに重点が移動した。

 

インターネットを使うならばURLはセットで考えるべきと思っていたが、サイトやアプリを作成している側がURLが無くても情報元にダイレクトにつながる技術を注ぎ込んでしまい、またスマホの機能のスクリーンショットがURLの概念を消してしまっている。

 

ネットを使用しているのにその根本となるものを知らない若い人が増えている。

 

時代の流れにより常識的・日常的に使われていたものが衰退化することは今の技術開発の向上を見ると自然な流れだと思う。

 

個人的に思う未来予想図ですが

このスクリーン画像を添付するだけでそこからサイトのページ・URLも自動的に内蔵されているシステムができそうな気がする。

QRコードと同じようにスクショもそうなってしまうかもしれない。

そのスクショ画像をタップするだけで源ページに飛べるという事です。

 

今の子たちがURLの概念がない、もしくは無くなりつつあることを上の世代がびっくりするのは仕方がないが、どの時代にもその時代にあるツールの変わり目があり、ジェネレーションギャップが生まれる。

 

時代の進化の裏には衰退し使われなくなってしまうものがある。

その時代の流れを間近で感じれたようで少しおもしろいなと思います。