バンクシーは何故オークションで落札された作品を裁断したのか




バンクシーはオークションを求めていない

『10月5日に行われたオークションで、バンクシーの代表作「Girl with Balloon」(少女と風船)が104万2000ポンド(約1億5000万円)で落札されました。その直後、額縁に仕掛けられていたシュレッダーで作品は裁断。オークション史上初の事件は世界中の注目を集めました。』
※ねとらば からテキスト抜粋

 

バンクシーの画風は世界で行われている戦争、政治や社会の風刺をテーマに街の壁などに描き訴えてる、ストリートアーティスト。

 

なんといまだに顔ばれしてないみたいで覆面アーティストとしてミステリアスな存在で活動しています。

 

私が知ったのは10年ほど昔、街の壁に作品を描いていてはじめは落書きと思われ彼の初期の作品は消されている、しかもだれが描いてるか分からない。と面白い人がいるんだなーしかもイラストが結構きれい目でかわいいイメージを持っていました。

 

個人的にこの時のストリートアートの画風のイメージはコテコテにインクを使い、グロテスクで濃いものという偏見があったのでバンクシーの絵を見たときはストリートアートに対し良いギャップをもらった記憶があります。

 

少し前までイギリスに行っていたのですが、私はバンクシーの作品を生で見ることはできませんでした。ちょっと残念。。。(ノД`ll)

ですがイギリスという国はは少し複雑でそして、”きれい”な国です。

 

とても頭のいい国で昔植民地として扱ってた国を動かし戦争を起こしたり、黒いやり取りをしていたなどと自分は手を汚さずに、欲しいものを得る。

自分たちはきれいなまま周りに争ってもらったり、汚い仕事をしてもらうことを誘導することをしてきた国。

何かの本でそういうイメージを受けたのは覚えています。

 

バンクシーはイギリスのストリートアーティストである前に公共施設に落書きをし続けている犯罪者。

このような国の背景があるからバンクシーのような覆面アーティストが生まれたのではないかと思います。



何故バンクシーはオークション落札後に作品を裁断したのか

バンクシーは自分の作品がオークションに出されるのを嫌がっていて『ストリートアートは販売用に描かれてない限り、誰も売り買いしないように忠告したい』とNew York Timesに話していたようです。

バンクシーは今回裁断した『少女と風船』がいつかオークションに出されることを考え数年前に仕込んでいたみたい。

 

 

ニュースやいろんな記事でも取り上げられていますが、オークション、また落札者に対する否定的な気持ちの訴えと、裁断された後の彼らの気持ちを折りたかったのだとありますが、これを見るとバンクシーは本当に純粋に作品を作ることにモチベーションを掲げており、評価や人気をむしろ毛嫌いしているよう感じました。

 

社会の風刺をテーマにしているだけあって、自分の作品が『アート』として価値を見られるより、反資本主事的作品なのでデモ運動にも似た気持ちで世に出していたとしたら、オークションで自分の作品が値踏みされるのはとても皮肉なことであるように感じました。

 

そう思うと、今回の騒動をみてコンテンポラリーな問題だなと思いました。現代はやはり平和になりつつあります。

いまだ戦争している国もありますが、人々がアートを見て価値をつけ楽しむ”娯楽”が蔓延するくらいになっています。

 

バンクシーの絵は貧困層、弱者の抱えている問題をブラックジョークで表現し、その弱い者の上に立っている層に皮肉を込めている作品が多いように思うので、それらの層つまり娯楽を楽しめる人間が自分の作品に高評価をつけることを良しと思わない、だけどそういう人たちにとても人気な作品。

 

そんな風に思ってしまいました。これらは個人的な見解です。

 

今回の騒動後も落札者は購入の意思を継続し、価値がさらに上がった、その瞬間に立ち会えた。

とバンクシーの思惑とは逆の結果になったこともバンクシーが抱えている批判的考え、生き方に面白いぐらいテーマを与えることになったんじゃないかなと思ってみています。

この事件は奥が深いと思います。