劇場版名探偵コナン『紺青の拳』を見てきた感想 ※ネタバレ有り

2019年4月12日に全国放映がスタートした劇場版23弾目となる名探偵コナンの新作映画を見てきました。

 

私個人の感想ですが、初代コナンに匹敵するほど面白いと思いました。

ここ近年のはトリックが難しかったりキャラクターの見せ場を作りすぎたりとで面白さを感じなかったのですが、今回はほんとによかった。

 

私が映画を見ておもしろかったと思ったことやどういったストーリー展開だったのかを書いていきたいためネタバレを含みます。

ネタバレは嫌だよという方はブラウザバックしてくださいませ。



舞台がシンガポールなのはコナン映画に合っている

過去に『ベイカー街の亡霊』でバーチャルの世界ではあるがコナンたちはイギリスのロンドンを舞台に謎解きをした映画がありました。

今回は実際にシンガポールへ行って事件に巻き込まれてしまうストーリー。

 

海外を舞台にするのはコナンの映画でもっとやって欲しいと今回ので強く感じました。

 

最初の冒頭の10分15分はメインキャラクターたちは出てこずシンガポールでの事件が繰り広げられています。

ほとんど英語で日本語字幕でした。

 

事件が起こるまでもなんだか引き付けられる映像でしたし、手に力が入る緊張感のあるシーンが続く始まり方でした。

 

ネイティブレベルのアテレコもあったのと、日本人の声優さんも英語上手だなと感じました。

 

コナンの映画はかなり規模がでかくなる事件が多い。

大きなビルが何棟も爆破されたり、有名な豪華客船が沈没したりとか。

そんなコナンの世界観を映画にする時海外を舞台にするのはめちゃくちゃ合っているなと感じます。

 

異国という事で描かれている街並みなどから新鮮味が感じられるのとその国ならではの服装や空気感、また出てくるキャラクターも外国人として描かれているので見た目のインパクトが濃いんですよね。

 

今回どのキャラクターも味があって好きでしたし印象的でした。

 

シンガポールの警部の人が日本でいう目暮警部のようで、サブキャラにもこだわりを感じました。

 

何故シンガポールへ行ったのか

シンガポールへ行った理由は園子の1つ年上の彼氏である京極真がシンガポールで開かれる空手の大会に出場することが決まっておりその応援に行くため。

メンバーは毛利小五郎、蘭、園子の3人でシンガポールへ行くことになっていました。

 

コナンも行きたがっていて灰原に薬をくださいとせがみに行っていたが却下されてしまい諦めるコナン。

 

アガサ邸からの帰宅途中に怪しい影が…。

振り向くと何と蘭ねぇちゃん。

ちょっと様子がおかしいなと思ったら、気絶させられていた。

それがキッドだった。

 

こんな具合でほぼ誘拐でコナンはキッドによりシンガポールへ連れてこられたわけです。

 

キッドは工藤新一としてシンガポールへ行きたかったらしくコナンから工藤新一のパスポートを手に入れるためと、シンガポールで起こった事件をコナンに協力と解決してほしい目的でした。

 

コナン君密航者です。

 

新一に変装しているキッドも蘭たちと行動を共にしています。

 

シンガポールで蘭たちにあったコナンはとっさに『アーサー平井だ』と答えるのですが、アーサーはコナンを知っていたら分かる推理小説家のアーサー・コナン・ドイルから。

平井は日本の推理作家だった江戸川乱歩の本名平井太郎からとったそうです。

 

どんだけ推理小説好きなんだw

 

またこのセリフとしぐさが蘭とコナンになった新一が初めて出会ったシーンと一致しており、蘭もその名シーンがフラッシュバックしていました。

 

シンガポールの少しチープ感のある屋台風景や埃っぽい街並み、マーライオンなどのシンボル的なモニュメント。

そして夜になれば街全体がライトアップされてアジア独特の派手さがうまく描かれていました。

 

ストーリー展開について

紺青という青いこぶし大の宝石を狙って4つの主犯格がそれぞれ狙っていました。

そのひとりは怪盗キッド。

 

他の3つは誰なのか劇場で見ていただきたい。

 

紺青の宝石は京極真が出場する空手大会の優勝者に贈られる優勝ベルトに埋め込まれています。

 

シンガポールの探偵として今回話の主格となる人物レオン・ローがスポンサーとして大会に出場させた空手家(名前忘れた)が優勝候補で彼に匹敵するといわれていたのが京極真でした。

しかし京極真のスポンサーが殺害されてしまい大会に出ることができなくなった。

それを聞いた園子は叔父に頼んでスポンサーを買って出た。

 

キッドとレオンは京極真のもとに紺青を渡したくない。

京極真は自分より強い相手と戦いたい。

そんな裏で事件が起き、試合どころではなくなってくる。

 

 

キッドはどうやら巻き込まれてシンガポールへ呼び寄せられたのかなと感じました。

ストーリー冒頭で殺人事件が起こってしまうのですが、その現場にキッドの偽の予告状があったことでシンガポール警察はこの犯人は日本で有名な怪盗キッドだとしていたためキッドからするとあらぬ罪を着せられてしまったわけです。

 

それをコナンに説いて欲しいという何とも面白いタッグの組み方。

 

その事件と京極真が出場するシンガポールで開かれる空手大会が、映画中盤以降で分かるのですが意図的に仕組まれていてコナンメンバーはまんまと事件に巻き込まれていきます。

 

犯人の動機や目的はよかったです。

 

歴代に比べて短い枠で説明していたり、ワンシーンに過去の出来事を差し込んで強い野望が生まれたきっかけが分かる映像の組み方をしていて、長々と動機を説明されるよりこっちの方が印象的でした。

 

それぞれの想いは強く、また独欲のためだったりと人の内面からくる恐ろしさや復讐心ってすごいなと感じました。

 

ただ今回見ていて面白いと感じたのが同じ目的だった時は肩を組んでいた仲間が目的が変わったり、達成され果たした瞬間に相手が銃口を向けてくる関係。

裏切りと利用がうまく組み合わさった関係性が後半に一気に分かって面白かったです。



河北麻友子さんが演じたレイチェル・チェオングが印象的だった

https://www.conan-movie.jp/about/guest.html
劇場版コナン公式サイトより

今回の映画のスペシャルゲストでの出演だったのがシンガポールの探偵と呼ばれているレオン・ロー役の山崎育三郎さんと、そのレオンの秘書であるレイチェル・チェオング役の河北麻友子さん。

 

レイチェルが個人的にめちゃくちゃ印象的でした。

というかじわじわ好きになっちゃうキャラクター。

 

声優を務めた河北麻友子さんは16歳までニューヨークに住んでいたためネイティブな英語で演じられていてそこもよかったです。

綺麗な英語でした。

 

出番はそこまで多くはないのですが、存在感がとてもありました。

 

だた彼女は2人目の犠牲者となってしまいます。

 

その死体の出方がかなりショッキングでした。

 

死体が発見される時の演出効果もあったのかもしれませんが好きだったキャラクターが不意に死んでしまったあの虚無感に似た感覚になりました。

 

ヒロインたちの表現が若干エロかった

今回園子が完全にヒロインだったのですが、なんだろう、めちゃくちゃエロイなと思うシーンがありました。

 

足の隙間を誇張するしぐさがあったのですがほんの一瞬だけどエロさが残る。

 

その他にも蘭ちゃんが新一に化けたキッドと夜のプールで手をつなぐシーンもドキドキさせられました。

 

今回映画のみのゲスト出てきた女性陣も前半しか出てこれなかったのですが、レイチェルのキャラクターのデザインも私のドンピシャなキャラだったのでよかったです。

英語での会話からも儚さが感じられたけど、まさかあんな無残に…。

 

レイチェルが小五郎にバーで助けを求めるために言い寄ったシーンは色気を感じました。

 

園子が可愛すぎた

今回の映画は特に鈴木園子に作画の力を感じました。

めちゃくちゃかわいかったし、女の子してました。

 

園子は今までは蘭と新一の関係を小突きながらも応援する蘭の善き親友です。

ですが今回は園子自身が京極真と良い感じにシンガポールでイチャイチャしていたのは可愛かった。

 

原作でももっと見てみたいカップリングです。



怪盗キッドと京極真

今回は初めからキッドとコナンがタッグを組んでいます。

コナンとキッドは仲間として共に行動しているのですが、京極真は原作でキッドを取り逃がした過去があり出会った瞬間にバトルが始まります。

一色触発な感じでしたね。

 

キッドとしては戦わずして目的である宝石『紺青』を奪って逃げたいようですが、そんなお互いの過去の不完全燃焼なバトルから火が付いたアクションシーンはかっこよかったですね。

 

ここでも決着がつかずキッドを取り逃がしてしまうんですが、園子がキッドの大ファンともあって京極からしたら気に食わない男としても認定されています。

 

園子がキッドの話をして盛り上がっている時の京極真の嫉妬は恐ろしくも、ほんとに好きなんだなと感じられてよかったです。

 

京極真はキッドに敵意むき出しですがキッドはとにかく関わりたくない。

そんな関係だったためか見せ場となる接触は1度だけでしたがそれぞれがとてもメインを切って活躍されていました。

 

京極真の拳は誰を守るためなのか

作品の主テーマともとれる京極真の拳。

レオン・ローは犯罪心理学者でもありその話術によって相手のフィーリングを読み取ったり、洗脳したりする力があるようです。

 

レオンに『君の拳は何のためにあるんだ』といったような質問に京極は答えることができなかったんですね。

その拳によって大切な人が傷つくことがあるかもしれない。

レオンに言われたことが実際に起こってしまう。

 

園子が自分の拳で起こした事件が引き金で大けがをしてしまうんです。

 

これによって京極は自分が一番守りたい人(園子)を傷つけてしまっている戦いをしていることに悩むという描写がとてもグッときました。

 

園子は園子で自分の事より戦っている京極真が好きだし、自分の怪我の所為で大会を棄権したことを知って関係がぎくしゃくしてしまう。

このお互いを想いすぎるがあまり譲れなくなった思いがすれ違っているのが何とも甘酸っぱかった。

 

レオン・ローの弟子リシ・ラマナサン

シンガポールの予備警察官役のリシという青年(CV:梶裕貴)がとても魅力的だった。

声優も進撃の巨人などで有名な梶裕貴さん。

 

声優の予備知識全く入れずに行きましたがすぐわかりました。

 

リシは目が細目で特徴あるキャラクターで話し方も楽観的なところから冒頭から特徴的でした。

犯罪心理学者でもあるレオンの元弟子として話に関わってくる重要なキャラクターです。

 

よく言われている漫画界の掟みたいな言い伝え『細目最強説』。

 

彼の父親が死んでしまった事件が今回の話ともリンクします。

梶さんの演技力は本当にかっこいいとだけ書いておきます。



アクションシーンが胸熱だった

京極真のアクションシーンは本当に見ていて気持ちのいい動きをしていました。

 

爽快感があります。

 

そして映画後編になるにつれクライマックスとなりそれぞれのキャラクターたちの能力が発揮されその動きがとてもいいコンビネーションでした。

 

拳銃を持った敵が蘭とおっちゃんを取り囲み銃を向けられては動けなかったが、ちょっとしたきっかけでそれが逆転。

 

一押しのシーンは蘭がゴツイ敵を足蹴りで倒した後に別の敵が蘭の後ろからスキを突いて攻撃を入れるシーンでおっちゃんが背負い投げしたコンビネーションはほんと好き。

親子の武術技が輝いていた。

 

またコナンが建物から落下したがキッドが助けに行くシーンもなんだかんだで信頼関係があるためかどちらも取り乱していないことから伺えました。

 

そして本来空手の大会で拳を交えるはずだった京極真とレオン・ローがスポンサーを務めた空手家が崩れ行くホテルで戦います。

京極は怪我をして歩けない園子をおんぶしながらのバトル。

 

園子と京極の純愛シーンでほっこり

園子がけがをした原因は自分のそばを離れた園子をすぐに守れなかったから。

京極が『園子さん今度は絶対僕から離れないでください』と念を押して紐で自分と園子を結び付けておんぶして戦ったのですが、この時は園子は嬉しそうでした。

 

しかしバトル開始するとたぶん地獄だったんじゃないかな…。

 

勝った後に園子は怖かったのか泣いちゃっててなんだかきゅんとしたな。

 

また京極真がいつも左眉の上に貼っている絆創膏の秘密がほんとにコナンらしいラブ演出で良かったです。

 

前から園子と京極のカップリングは本当に好きだったので今回映画という大きな舞台でスポットが当てられて満足でした。

 

それと園子が前髪を下ろしてるの可愛すぎました。

何となく灰原に見えてしまいました。

 

灰原哀の陰ながらの支えと博士のクイズ

今回も灰原哀は日本にお留守番でしたが、映画半ばで事件の動きが始まった時にコナンが気になる人物や団体の動きの解析を頼んでいました。

めちゃくちゃ迅速に連絡がされていて、哀ちゃんすごいなとちょっとした見せ場でした。

 

どうやら灰原たちはコナンがキッドにさらわれてシンガポールにいるとは知らず、北海道に来ているという話になっていました。

しかし何かの事件に巻き込まれていることは察知しておりクールな口ぶりで心配していました。

 

いい関係だ。

 

少年探偵団はほんの一瞬しか出てきませんでしたが映画の初めの方でコナン映画恒例の博士のダジャレクイズもありましたので一安心。

 

その時のコナンと灰原が時計をみて”え?もう??”と早すぎませんかってリアクションは面白かった。

 

2020年24段目の映画予告

満月が光る夜空から東京の街並みが映し出され、徐々に街並みへとカメラワークが下がっていきます。

東京タワーが右側に描かれており舞台はまた東京(米花町)になることがわかりました。

 

赤井秀一の声で『届け、遥か 彼方へ』の後に銃声が一発。

 

時期も2020年のGW(ゴールデンウイーク)と記載がありました。

 

原作の進み具合を見るとどうか分かりませんが赤井一家の話になるのかな…。

世良とお母さんの話も少しずつ明かされているけど、そういう絡みがあるのかな。

 

それともまた安室透君とバトルするのかは分かりませんが、楽しみです。

 

コナンの映画が今年とても盛り返したストーリーと演出だったので来年もこの調子で作って欲しい。

 

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