ロンドンを歩けば出会える、面白い、楽しい、切ない、謎めいた、不思議なギャラリー【中編】

前回の続き。

 

今回は4つのギャラリーを紹介していきたいです。

たまに問いかけながら紹介していきたので、作品を見て考えてみたり、自分の感想を持って読んでいただけたらなと思います。

 

今回解説も交えますが私もイギリスに行って初めて知るアーティストばかりで彼らの事はよく知りません。

間違った説明をしているかもしれませんがその時は教えていただきたいです。

 

※作品の内容は2018年1月に展示されていたものになります。



ちょっと変わった不思議なギャラリー

Hauser & Wirth (現代アート)

Monika Sosnowska(モニカ ソスノフスカ)というポーランドの建築アーティストの作品がやっていました。

外から丸見えで入りたくなるギャラリー

 

結構車通りの多い狭めの道路に面していて、人通りもほどほどあるところにぱっと現れたギャラリーでした。

 

ロールされた立体物は何を意味している?

ココナッツの皮?みたいだなーと見てました。

何だと思いますか?

 

展示作品は全部大きくて、自分の身長より小さいものがありませんでした。

巨大な謎の形をしている者が狭い空間に展示してたら見たくなります。

壁から生える黒い物体

これも2メール超えてたかな。

壁の上の方から生えてて垂れ下がってました。

横からの撮影

なんかの毛見たい。

いろいろ考えた結果、結構低俗なものに見えてきて、同伴してくれてた子に怒られました(笑)

 

私はこういうよくわからないものを見ると、頭の中が空っぽになってしまいます

 

ギャラリーの全体

ほぼ正方形の室内にでかい立体物がそれぞれ存在を主張して展示されてました。

 

さてここでこれらの作品について少し解説します。

 

モニカさんの立体作品のテーマとなった時代が、ポーランドで起こった共産主義から新しい主義への移行により建築秩序への動きが停滞、そして建物が崩壊、資本主義が成立するにつれて新しい発展へとって代わっていった時代。



簡単に言うと、自分たち生活や仕事の主となっていたルールが突然終わりと告げ、それにより崩落。

新しいルールに従って新世界へ行こう!

…うーん急にこのようになったら困惑ですね。

 

家具を使ってこの時代の移り変わりで起きた出来事、つまり“予期せぬ遭遇”を作り出しているとのことでした。

ちょっと難しかったです……( ˘ω˘)スヤァ

 

現代アートは世間や国の動きをテーマに作り出されるものが多いので、日本の現代アートや、有名な歴史や事件をテーマにしていたら共鳴できる世界も多いです。

 

意味を知ると、お、おぉ…( ゜o゜!)マジか…と作品を見る目が変わります。

行ったこともない国の時代風景を想います。

 

ココナッツの皮なんて言ってたのが、社会運動の移り変わりで起こった建築問題の話を意味していたとは…となりますね。

 

作品が何を言ってるのかキャプションを読むまで分からないんです。

自分がそのキャプションを知る前と後でどれだけ作品に対するイメージのギャップがあったのかも、ものすごく心動かされるので、最初は頭空っぽにしてみて楽しんでみるのも良いのかなと思います。

 

Hamiltons Gallery(写真)

 

ここのギャラリー見つけるのに苦労しました。(;´ρ`)

 

静かな住宅街(?)にまみれてて、入口もひっそりと目立たなくて、そして中が暗闇でした

暗いギャラリーって初めてで、入った時はやってないのかな?と思ったのですがちゃんとオープンされてました。



展示風景

台風の目みたいな雲

 

何で暗いんだろう、額縁も変わってるなぁーと思ったのですが。

気づいたでしょうか?

 

飛行機内の窓から上空を見下ろしてる構図です。

このギャラリーすべてで機内を演出していたのです。

 

これ分かった時、おんもしれーー!って興奮しました。

ギャラリーは見せ方もアートを演出するうえでとても大事な役割が、いや、最も大事な役割だと思います。

面白い展示で2度おいしかったです。

 

隠れたギャラリーというのにぴったりの場所ですので、訪れた際に体験してほしいです。

 

Stephen Friedman Gallery(映像)

 

ギャラリーにあったフライヤーから

 

Kehinde Wiley(ケヒンデ・ウィレイ)というアメリカで国際的に有名なアーティストによる映像作品がやっていました。

ここは探して行ったのではなく、ふらっと立ち寄った場所なのですがすごくよかったです。

ケヒンデ・ウィレイというアーティストも知らなくて、有名だけど知らない作家を知れたのはよかったな。

 

入った時一人のスタッフさんがAppleのパソコンで作業していたのですが、作品を見たいのか?と聞かれ、上映をスタートしてくれました。

 

 

16分40秒に渡り3方向から映像作品が上映されます。

映像部屋の入り口

説明通り、中は四角い暗い部屋に3面全部がスクリーンになっていて、3面それぞれ統一性のある少しだけ違う映像を流しています。

 

映像に沿って英語のナレーションも流れてきました。

英語がほとんどわからなかったのが悔しい…。

 

分かる範囲ですが、たしかコンセプトが、現代アメリカにおける主要な移住、孤独、不安、を政治が調査し、その移住などを無くす?ためなのか海外にこの議題を持ち掛け共鳴してもらうことでもっと国と国の境目を強調させようという内容


危険な波と戦う男や、海に飛び込み泳いだり漂ったりする穏やかな映像だったりこの人たちの生活の二面性を映したものでした。

 

内容をあまり理解せず入ったのですが見入りました。

 

印象的だったのが、

映像に映る黒人の目が何だかとても悲しそうだった。

 

映像の一部 海に漂う男性

 

暮らしを変えられて抗えない、でも海にみんな潜って泳いではしゃいで気を紛らわして、そんな時でも目の奥が悲しく感じる映像。

 

すごくドキッとさせられる作品に思います。

 

一緒に見に行ってた友人も“なんで黒人の目ってどこか悲しいそうなの”と言っていて、この映像の人たちだけでなくいろんな問題に取り残されている黒人全体に対してそういう印象が少なからずあることに気づきました。

 

 

Phillips Gallery / BFAMI EXHIBITION GALA AUCTION

 

大きな白い建物で、中で何かやってそうだったのでふらっと立ち寄ったところです。

ここのギャラリーの作品はキャプションがなかったため解説はないです。

 

大きな指紋の作品

 

壁にできる描いた線の影で立体感を生んでいます

 

恐らくシルクスクリーン技法の作品

 

布に印刷されているので版画のジャンルになるとおもいます。

大きくて目を引く作品でした。

 

ストローの集結

 

目の錯覚が止まらない作品です。

けれも結構大きな作品でした。

同色系のストローを組み合わせて、じっと見ているとゆらゆら動いてるように見えて、人間の視覚を遊ぶ作品だなと感じました。

 

横からの撮影

 

 

多分出口付近

 

出口も入り口も同じなのかもしれませんが、私たちが入った入口にはガードマンみたいな人が中にいて、入りたそうにしてたら開けてくれました。

入ると一回一回ロックを掛けてました。

 

ギャラリーの全体内容は写真の通り平面や、半立体の作品が展示されていました。


作品の内容もそこまで濃くなく、全体的にシンプルで綺麗な(心に訴えかけてくるようなエグイものではない)ものばかりで昼間に見るにはいいと思います。

 

すごく気になったのが。

初代ポケモンの

ジョーイさん\(^o^)/

 

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