イギリス留学でのホームステイ先はエチオピア人

本来私は留学先の学校にある寮に住んでいたのですが、いろいろあってホームステイする機会を得ることができました。

 

原因はかなり不運なことがきっかけなので気になる方は以下の記事からお読みください。

 

 

 

簡単な流れを言うと寮生活でトラブルがあり、そこでの生活が嫌になったのでホームステイへと変更することができました。




イギリスのホストファミリーはエチオピア人

イギリス在住エチオピア家庭

私のイギリスでのホストファミリーはイギリス人ではなくエチオピア人のご家庭でした。

 

正直なところイギリス人ではないという意味で若干がっかりしました。

 

学校の寮からホスト先に移動中、やはり知らない人の家にいきなり行く。

かなり緊張していたのと、予定していた時間より30分ほど早く着いてしまったのですが、出迎えはとても温かかったです。

 

最初に出てきてくれたのがママの方で、寝起きのような格好で驚きながら玄関を開けてくれました。

学校の受付の人が車で送ってくれて、その人がママとちょっと話した後に彼女は私を抱きしめて”私は日本人が大好きよ”と言ってくれました。

この時に一気に不安がなくなりましたね。

 

ホームステイが決まるまで

ステイ先の近くの街

ホームステイするのにエージェントに伝えたことは動物アレルギーの有無と自分が学校から通える範囲内の地域を希望、またその交通費も大体の上限を決めて伝えました。

 

私は猫アレルギーなので動物のあるご家庭を取り除いてのお探しをお願いしました。

猫好きなんですけどね…。

 

ホスト先には私の情報が行くようで、それを見て受け入れてもいいという家庭の連絡を待つんです。

なので時間がかかることもあるそうです。

 

私の場合、エージェントに申請後、休みを挟んだのにもかかわらず2~3日で結果が届きました。

すごい迅速でしたね。

 

ホスト先から私を受け入れてもいいよと承諾の旨がエージェントに行きその後私にホームステイ先が見つかったと連絡が来るのですが、私が行くか行かないかの選択もこの時点でもできます。

受け入れ先が決まったとしても、やっぱりやめときますっていうのも全然ありなのです。

 

私は海外でのホームステイは初めてだったので、決断する前にステイ先になるかもしれない家庭についての情報を知りたかったのです。

その決った家庭について伺っても、私が完全にその場所にステイすると決断しない限り個人情報なので家族の情報を教えられないと言われました。

 

まぁ、確かに仕方がないことですが、ちょっと不安を残しつつ私はの何の情報もないご家庭に決めました。

 

しかし、私がステイすると決めてからもそのホスト先の情報で得たものは50歳を超えた夫婦二人暮らしの家、とだけでした。

 

この情報を聞いたのは日本のエージェントからではなく学校側からです。

 

私の場合学校の寮から急きょホームステイに移ることになったため、エージェントを通して学校側が探してくれていました。

 

なので、エージェントも私のホームステイ先の情報は知らないのだと思います。

学校に聞いてくれと言われましたので。

 

結構私が不安がっていたのもあったのですが、学校でそのステイ先を探してくれた管理職の人が、

このご家庭は元生徒が何回かお世話になったところらしくその家族とは顔見知りで、いいご家庭だから安心して大丈夫だよと話してくれました。

 

寮生活がちょっと大変でナーバスになっていたのもありますが、せっかくの機会というのもあり腹くくりましたね。

 

ホームステイ先はエチオピア人の家族だとか、その他の情報は一切なかったのでその家に行って家族と会うまで不安だったのを覚えています。

そしてこの情報で合ってたのは夫婦二人暮らしってところだけで実際は60歳のご夫婦でした。

まぁ50歳以上ではありますがね。

 

このご家庭には一人息子がいるのですが彼はもう独立してロンドン都内で一人暮らしをしていてめったに帰ってこないとのことでした。

 

ホストファミリーとのコミュニケーション

新しいコミュニケーション

パパとママとのコミュニケーションもそこそこ取りやすく、英語の勉強にもなりました。

 

私は自分専用の一室を借りて洗濯とお風呂を使うのが許されていました。

ごはんは無しの契約です。

 

ですがたまに夜に呼ばれて一緒にママの作ったご飯食べようと誘われました。

ほんとに優しかったです。

 

主にホストファザーが私に積極的にコンタクトを取ってくれていろいろ話せました。

私は日本人としても結構人と話すのが億劫なタイプですが、うまく付き合えたと感じてます。

 

パパからは何故英語を勉強しに来たのか、学校はどうだったか、イギリスについて、日本について、などなど。

 

私がお世話になったこのご家庭のお父さんはとても学歴の高い方で話は聞いていて難しいものが多かったです。

株の話などもしてましたね。

 

ただ私のホストファミリーは第二か国語が英語であり、マザーランゲージではないんですね。

 

エチオピア出身で20歳前後にこのイギリスにやってきたと教えてくれました。

ですが40年以上イギリスに住んでいるのでもうネイティブスピーカーではありましたね。

 

彼らの発音や話し方はイギリス英語でしたが、ややお年寄り英語と言いますか…、少ししゃがれた感じの音を出すので聞き取りが難しかったです。

日本でもおじいちゃんおばあちゃんの会話で発音がちょっと聞きにくいのってあると思うのですが、それの英語バージョンだと思ってください。

 

パパの方はエチオピアにいたときは学校の先生だったらしく、自国の子供たちに英語を教えていました。

イギリスに来てからも公務員の仕事をしていてエリート中のエリートでした。

ママの方は空港で働いていた元キャリアウーマン。

 

なんかすごいところに来たなというのがコミュニケーションをとっていくうちに分かっていき、だんだんと恐縮したのを覚えています。

 

お父さんの方は元教員とのこともあって教育者としての接し方を私にしてくれました。

 

“1日5単語英語を覚えよう。”

 

“日に日にその覚えた単語は積もっていく、塵も積もれば山となるよ。”

 

と言うような話をして私の英語の発音の矯正に付き合ってくれました。

 

“woman”の”wo”の発音がどうしてもできなくてかなり付き合ってくれたのを覚えています。

 

もっと高いレベルの会話や円滑なコミュニケーションを取りたい場合は、やはり日本にいる間に下準備は必須です。
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パパは分からない単語については別の単語を使って説明してくれたり、その場で辞書を引かせて暗記させてくれたりと英語のボキャブラーを増やすために会話で気になった単語から話題を広げてくれるようないいお父さんでした。

 

学校とは違った授業を受けている気分で良かったです。

 

私は学校での授業は1日2コマしか取っていなかったので、少し物足りなかったのです。

かといって家で宿題以外の勉強もする気が起こらずでしたので、お父さんとの英語のトレーニングは寮での英語会話とまた違った感じでとても勉強になりました。

 

 

ママの方はとても出好きな方で、朝から夕方までお友達と御飯に行ったり仕事を手伝ったりしている忙しそうな方でした。

ですがしっかりと家事をしていて、パパのために作り置きのごはんを朝から用意して出かけていましたね。

 

よくパンケーキを作って分けてくれました。

 

ママは周りの土地勘がない私に近くのスーパーまでの行き方を教えてくれたり、学校に通うのに乗るバスの番号だったり、身の回りの情報を教えてくれました。

 

ステイ先は学校まで歩いて50分、バスだと25分ほどの距離があるので、朝の通学はバスで学校まで行っていました。

 

二人ともとてもとてもフレンドリーで、毎日おはよう、行ってきます、ただいま、おやすみなさいなどのあいさつを欠かさない人たちだったのですぐに緊張や変に気を使うといった気の張りが溶けましたね。



ホームステイ先でクリスマス

私はクリスマス前に家に来ました。

イギリスや他の国でもそうですが、このクリスマスという時期は多くの国では家族が集まる大事な日。

日本人にとってはそれはお正月のですが、彼らからするとクリスマスと正月の過ごし方の概念は全くの逆でした。

 

 

ここのご家庭の1人息子がこのクリスマスの夜に帰ってきて、その家族水入らずの中に私を一緒にクリスマスをしましょうと呼んでいただけました。

 

まだ来て3日ほどでしたが、ほんとの家族だと思ってくれていいから、気にしないで来なさいって言ってくれましたね。

ラム肉とフライドポテト
パイの肉詰め

かなり手の込んだ料理をママが作っていて、暖炉のある特別そうな部屋でみんなでワインを飲みながらいただきました。

おいしかったです。

 

私が寮に移ったことを心配してくれていたキルグスタン(発音的にはクルグスと聞こえたんだけど)の寮の友達がホームステイはどうだと気にかけてくれました。

 

そこでホストファミリーはエチオピアの人たちだよって言ったら、

“エチオピア人って料理が得意だから素敵ね”

って料理の文化の質がいいことを教えてくれました。

 

エチオピア人は自分たちの人種に誇りを持っている

エチオピアの子供

エチオピア人ってどんな人?

 

って感じで全く知識のない私からのエチオピア人の見た目の情報ですが。

 

やや褐色の肌を持った人種で、私のホストファミリーのパパとママは背はそこまで高くなかったです。

一人息子がいるのですが、彼とはクリスマスの時に1度会いましたがスラっとした青年って感じでした。

 

黒人独特のまっすぐな足とボディースタイルを持っているのですが、多くの人が黒人といえばこれとイメージするガーナ系黒人より色が薄いです。

黒いというより明るめの茶色って感じでした。

髪質もいわゆるアフリカ人のチリチリした質でとても趣のある雰囲気でした。

 

私がこの家に着いた日にママと会話した時に、何人なの?って私が聞いたんですね。

ほんとに学校からは夫婦であることと大体の年齢しか聞かされていなかったので、全然前情報がなかったのでいろいろ尋ねました。

 

そしたらママは

“エチオピア人だよ、私たちのことどう思う?”

って聞かれて私は

“黒人みたいに黒くないね”

って答えたんです。

 

もう素直な感想です。

 

そしたらそれをすごく喜んでいました。

 

ママは“えぇ、そうよ。私たちあんなに黒くないわ。”

 

と言っていて、自分たちがエチオピア人だということを誇りに思っているような感じがしました。

 

エチオピアは東アフリカに位置するのですが、アフリカの中間あたりで角のようにインド洋の北西側にあるアデン湾に伸びています。

海を挟んで中東の国にも近い国なんですね。

Googleマップから エチオピアの位置

地図の形の通りエチオピアは『アフリカの角』と呼ばれている位置にあります。

 

アフリカの南と東のちょうど中間に位置し中東にも近いためか、黒人としての系統を残しつつアフリカ系と中東系のハーフのような人種でした。

 

この夫婦はイギリスに長く住んではいるが、アフリカらしいファッションでした。

※エチオピア人ではありません。 アフリカ系のファッションのイメージ

特にママがそうだったのですが、頭にターバンを巻いて布が何層にも重なったような服と、色合いもオレンジや黄色といった鮮やかなものを好んできていました。

 

写真はアフリカ人女性のイメージ画像ですが、こんな感じでアフリカのファッションをイギリスでも貫いているのがとても異国情緒があり良かったです。

 

ホストルール 家での決まりごと

新しいルール

絶対つきものなのが各ご家庭で決められているルール。

門限があったり、シャワーの時間が決っていたり、キッチンを使う時間や使っていい食器など家によって様々な決まりがあります。

 

ですが私のところは全てフリー・自由でした。

 

何時に帰ってもいいし、何時にシャワーを浴びてもいい、ご飯を作るのも好きにしたらいい。

とても楽でしたね。

 

ただ帰りが遅くなる時は心配するので、最低限の連絡はして欲しいとのこと。

 

ちょっと帰りが遅くなった時は電話をして心配されたこともありました。

 

家も豪邸で、とてもきれいにしているご家庭だったので学校の寮の地獄生活から考えると涙が出るほど素敵な場所と暮らしでした。

 

まず家の中に入って私が使っていい部屋、そしてお風呂場とトイレ、キッチン、洗濯機、など基本的な場所を説明してくれました。

冷蔵庫で買った食材をどこの棚に入れていいのかもその時伝えられました。

 

また鍵の使い方、玄関でカギをかける穴が2か所あるのですがそのどちらもカギをかけることなどや、2階からは靴を脱がなければならないことなど細かいところを教えてもらいました。

入ってはいけない部屋などもあるので、その部屋は近づかないこと。

 

そういった感じでした。

 

私は特に厳しいルールには感じなかったです。

 

同じ学校の生徒でホームステイしている人たちの話を聞くとルールが厳しいことや、ファミリー同士が仲良しすぎて輪に入れず孤独に感じるなどといった話を聞いていたので、少し構えていたのですがとてもラッキーな家庭に当たったようでした。



イギリスの家は暖をとれない

ロンドンが寒いのは外だけじゃない

イギリスって寒いし暖房器具などは充実してるんだろうなと思っていたのですが、それがとても寒いのです。

 

寮の方でもお世辞にも暖かいとは言えないような暖房設備でした。

日本のように天井にエアコンが付いているのではなく壁の低い位置に鉄板のような四角いパネルが熱くなって暖気を作っています。

イギリスのヒーター 寮の通路

個の写真のは寮の通路に設置されていたヒーターです。

基本この形のものが数個、教室、寮部屋、通路、カフェに備え付けられています。

 

冬場は外に干しても乾かないので、このヒーターの上に選択して濡れている衣類を置いて乾かしていました。

 

学校は1度故障して建物全体の暖房設備がストップしたこともありましたが、それを除くとほぼ1日中暖房はつけっぱなしでした。

 

しかし、このホームステイ先の暖房も学校のものと同じものでしたが、朝の9時ごろから夕方の5時ごろまでその暖房運動が停止して、家に一日中いた日は家の中なのに凍えました。

 

ほんとに寒かったです。

ステイ先で使っていた部屋

これは実際の部屋の写真。

部屋はこんな感じでとても広くてきれいでした。

 

左壁にあるヒーターパネルのみが唯一の暖取りでしたがそれを除けば快適な空間。

 

このヒーターは学校でも一般家庭でもどうやらボイラー室のような場所で一括管理しているようで、家全部の暖房の温度や付く時間などを設定されている通りにしか動きませんでした。

 

エアコンのようにリモコンでコントロールし個別に付けたり消したり温度調整したりができないので、そこが結構なネックではありました。

 

クリスマス休暇に入り、学校も休み、イギリス全体がお休みになって外に出るにも出れない日が何日かあった時一日中この部屋にいたのですが、寒くて耐えられなかったです。

 

しかしこのことをホストファミリーに言えず、引きこもってましたね。

なんか日中も家にいるのが露呈するのが恥ずかしくて…。

 

この時寒さのせいで謎の頭痛に長く悩まされ学校が始まっても行くのが困難な日が何日か続きました。

これは寮生活の事から会ったのですが、以前は学校内にある寮だったため階段を下りれば教室だったので出席できていました。

 

家が少し学校から離れたためちょっと休んでしまうことが出てきたのがもったいなかったです。

2限目から頑張って出たりしていたのですが、体調が悪くて遅れていこうと思い家にいてしまっている時に、どうしたのって尋ねられて、ちょっと気まずい思いももちろんしました。

 

体調は崩し1コマだけ授業を休んだり早退したりましたが、学校の授業を丸々休んだのは3か月学校に通っていて2回だけでした。

やはり自分でお金を払って行っているので、ほんとにしんどくて立てないって日以外は無理やり行っていましたね。

 

 

シャワーで浴槽にお湯を溜めれない

イメージ バスルーム

お風呂場はいわゆるユニットバスでしたが、とてもきれいで広かったです。

今使用しているイメージ画のような感じでした。

 

ママからシャワーでお湯溜めてお風呂もしていいよって言われて、イギリスに来てからシャワーのみだったため浴槽でのお風呂を堪能できるんだとめちゃくちゃ喜びました。

 

いざお風呂にお湯を溜めていたのですが、浴槽の3分の1程度の高さまでのお湯が溜まったらそれ以降お水しか出なくなったんですよね…。

 

あれ、故障?

なんて思ったのですが、1回や2回ではなく毎回の事だったので、湯を作り溜めている量がそこまで多くないことに気付かされました。

 

そしてバスタブが長くて日本の一般的な大きさと比べると1.2倍くらいの大きさでした。

やや大き目って感じです。

身長が155センチの私が寝転がってぴったり収まる大きさでした。

 

寮のシャワー室に比べたらきれいではあったのですが、お湯の温度は寮の方が熱くて長時間出たのでそこを比べると難しい比較ではありました。

 

トルコでも2件のご家庭に泊めていただいたときや安宿に泊まった時などお湯が出ないことって多々あったので、外国って寒いのにお湯出ないところ多いんだなという印象が根付きました。

 

 

そして暖房もそんな良くないというダブルパンチ。

 

フランスやイタリアで旅していた時も泊まっていたユースホステル(安宿)のシャワーを使っていたのですが、ホテルによったらやはり長時間お湯が出ないシャワーはありました。

長時間といっても15分から20分程度です。

 

そして水圧がめちゃくちゃ弱いところもあります。

暖かいお湯が出てもちょろちょろって感じの出方だと意味がないですからね。

 

海外でお湯や暖房器具による暖を取るのはもしかしたらとても高度なことなのかもしれないと思いました。

 

日本の暖房設備万歳です。


イギリスでホームステイをしてみて

結果的にステイ先はイギリス人ではなかったのですが、とても温かく迎えてくれてまたとても知的で秩序を重んじるご家庭だったため日本人の私からしてとても相性が良かったです。

 

日本人って一部の国では嫌われているところもありますが、本当にいろんな国から日本人だというだけで好印象な反応があります。

人種によったらなかなか見つからないという話も、おそらくあるのでしょう。

 

ホームステイをするからにはやはり新しい家族とのコミュニケーションって結構大事で。

中にはそれがしんどかったり、家族と相性が合わないこともよくある話ですが、そんなことも含めてこの長い人生で体験する価値はあります。

 

寮生活で運が悪かったからできたイギリスのご家庭にお邪魔してその私生活を覗けたのはすごく新鮮でした。

 

合う合わないといろいろ環境にとってありますが、それを含めての留学生活。

価値あるものにしたいですね。

 

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