オーストラリアの仕事探しで高収入の仕事には注意しろ ワーホリでねずみ講の仕事に引っかかった話 

オーストラリアで仕事探しにJams(ジャムズ)や日豪プレスという日本人向けのサイトを使っていました。

高収入系では風俗系やいかがわしい系のマッサージなどの仕事が鉄板で、そこそこ多く掲載もされています。

 

中にはマッサージとしか書いておらずよくよく話を聞くとエッチなことを含まれる仕事内容だったりちょっとだまして従業員を得ようとする掲載をしている企業もあります。

掲載内容が不明確または異なるものも多いのでそういう仕事をしたくない方は面接前の連絡でしっかり聞いてくださいね。

 

私は前職がIT系の仕事でもあったのでweb関係の仕事を何となく探していたらそれっぽい仕事内容の掲載を見かけて連絡を取ってみました。

その応募した仕事がいわゆるマルチ商法・ねずみ講でお金を稼ぐシステムの仕事でした。

 

私が今回みたマルチ商法の仕事の内容と、会社の経営者のトップ(社長?)と面接した時の話と契約を取ろうとするやり口。

お金が簡単に稼げますという口車に乗せられそうになった馬鹿な話を書いていきたいと思います。




日本人向け求人サイトで見かけたIT系の仕事の掲載内容

掲載内容ですがあまり詳しくは書かれていませんでした。

『URLをコピペするだけの簡単なパソコン作業』とあり、web系の者から考えるとコードとかを使わなさそうだけど少しでもPCに触れたい気持ちもありまた、ゲームの開発系の事もしていると書かれていたため一度面接して詳しい仕事内容を聞きに行こうとおもいました。

 

その時期にみたIT系の仕事の広告はこのコピペで稼げるというフレーズのものが多かったのですが、ちゃんとwebサイトを作っていたり、サーチサイトなどに仕事の掲載や添付・編集管理する仕事もこの後見つけました。

こちらは私がノートパソコンを持っていなかったので結果的に不採用になってしまいましたが。

 

ですがこれらも含めIT・web関係の掲載記事ってあまり詳しく書かれていなかったんですよね。

面接のときにスキルを伺うとか、出会ってから判断しますとはっきり書いてあるものもありますが、情報が薄い=面接でいろいろ聞きに来いってことなんだろうなという求人掲載の仕方をしています。

また報酬・時給に関しても詳しいことは書かれていませんでした。

 

私はこの時まだオーストラリアに着いて2週間ほどでした。

右も左も治安も仕事の探し方も何もわかっていないけど学校が終わる以上間後までに仕事を見つけないとという危機感を持っていてとにかく気になったものはどんどん応募したし、そこから返信が来たものは迷わず受けに行こうというスタイルでした。

 

結果的に面接に行った仕事は全くITとは関係なかった。

 

『URLや記事をコピペするだけの簡単なお仕事』みたいな簡単に誰でも稼げますというフレーズの仕事を見かけた場合は応募しないことをおすすめします。

 

まさかオーストラリアに来てまでねずみ講に引っかかるとは思わなかったのと、求人サイトにIT系のカテゴリーの中でミルけたので興味が湧き警戒しなさ過ぎたなと思いました。



面接で来たのはアロハシャツを着たチャラい日本人男性

面接はシドニーの中心街にあるとあるカフェで行いました。

 

私はまだ土地勘が無くて早めに行動した結果30分ほど早くついてしまったので、指定されたカフェの前で真夏の日差しの中そこそこの時間になるまで待機して5分前くらいにメッセージで到着したことを送りました。

 

その人は結果的にその連絡から20分遅刻し、面接の指定時間の15分遅れてきたのですがオーストラリアだしな、日本じゃないからなと遅刻を気にする性格の私はとりあえずそれで気持ちを抑えました。

 

自分が早く来すぎたのも悪いのですが合計45分ほど暑い中待っていたのでイライラしてしまっていたというのもある。

ちなみに私はスーツっぽい服装で行ったので暑さマックスでした。

その時の気温は40度超える日が続いていた真夏だったので。

 

メッセージでは私が面接場のカフェに到着したことを伝えるとカフェに入って指定する席を取っておいて欲しいと頼まれました。

これもちょっと嫌だったですね。

 

そして言われた席が空席だったのでその場所を確保し待ってみたら、アロハシャツに短パン、そして麦わら帽子をかぶった日本人男性が近づいてきました。

 

私の第一印象は

“面接なのにラフすぎんか…。”

 

他の面接でもここまでラフな格好をして現れた人はいませんでした。

別のIT系の仕事の面接に行った時の面接担当の人は日本に比べるとラフな格好ではありましたが、ポロシャツと長ズボンで来ていました。

 

この人の格好を見たときになんかヤバい人のところに来てしまったんじゃないかと直感的に嫌な予感を感じました。

年齢を聞いたら27歳とかなり若い男性でした。



面接での対応

面接に来た経営者の人、仮名をSにします。

 

Sの面接の仕方は、見た目通りなんだか軽かったです。

 

仕事とは関係ない経歴や趣味を含む結構ガッツリとしたプライベートな部分を聞いてくるような会話の仕方をする人で、本題いつ始まるんだと不安にもなりました。

 

英語で書いた履歴書をその人に渡したのですがほとんど見ませんでしたね。

見たのは学歴部分くらいでした。

 

なので私からIT系の仕事とあったので詳しくお話を聞かせてくださいと長い自己紹介を切って、話題を変えました。

 

仕事内容

仕事内容を説明するにはまずはこのサイトのゲームを見て欲しいと彼は持っていたairMacのノートパソコンを起動させました。

 

トランプカードとか数字当てゲームみたいな簡単な内容のオンラインゲームでした。

それらもいくつか種類があるようでその中の2つほど見せてくれました。

 

見せたというより実際にSがプレーしていましたね。

そのゲームにSは勝利し

“たった数分でもう20ドル稼いじゃったよ。”

と言っていました。

 

ゲームが終わるとA4サイズの紙を取り出してペンで何やら説明のための図を書き始めたんですね。

その内容がこのゲームでどうやってお金を稼ぐのか。

 

仕事内容は

“すでに出来上がっているギャンブルつまり課金制のオンラインゲームのURLをいろんなところにコピペしたり友達に勧めたりしてゲームのユーザーを増やすこと。

そのユーザーがあなた(私)が広めたURLのゲームのお客さんになりお金を使ってくれる。

その課金した金額の何割かがあなたのお金になります。

あなたはこのゲームのオーナーになるという事です。

簡単に言うとアフィリエイトみたいな仕事です。”

 

んー、いきなりゲーム始めて、そしてこんな説明されても混乱する。

しかも、話聞いてたらまずITじゃないじゃないか。

 

ゲーム系って事が書いてたんですが開発とか、コード書いたりなどのwebの仕事はしないのかと確認できいたけど、相手はその分野は全くの無知でした。

 

これをIT系といっているんだ、そうなのか。

 

お金の儲けるシステムも聞いててふわっとしていてよくわからない。

そのURLを広めてプレイヤーを増やしてお金が稼げるって、それって仕事なのか…。


とにかく私はよくわからない世界の説明をされてかなり混乱していたのと、こういうお金の稼ぎ方が世の中にあるんだと怪しみながらも飲み込もうとしました。

 

でも実際ただURLをコピペするだけでお金稼げるならやりたいと思いましたね。

そんなことで稼げるならオーストラリア生活生きて行けるやん!

 

彼もお金が確実に稼げるシステムについて熱弁しており、こうも言っていました。

 

“この仕事して僕は年間2000万円超える。

年間1億超えたら引きこもりニートになりたい。

こんなおいしい仕事をやらない奴は馬鹿だと思うけどね。”

 

またSは続けて、アフィリエイトとかも商品を紹介してお金を稼ぐ手法なのでそれと同じ、お勧めのゲームを紹介してそれでお金を使ってもらうシステムだからと言われました。

 

アフィリエイトってそうだったっけ?と思いました。

 

その時期アフィリエイトについてはざっくりの知識しかなかったので…。

 

アフィリエイトは押し売りではなく特定の検索者しか見に来ないのでかなり能動的な稼ぎ方だと思う。

彼のこのギャンブルゲームの仕事の稼ぎ方をアフィリエイトって説明されて違和感がありました。

 

ねずみ講のシステム

この仕事をねずみ講とタイトルに書いたのは理由ですが、私がまずそのギャンブルゲームのオーナーになるためにはすでに何かのゲームのオーナーになっている人から友達紹介してもらわないとログインに必要なページを教えられない。

 

そして私が稼ぐとその何割かが私が入ったグループのオーナーのお金にもなる。

私がまた一緒に働きたい人ができたら私がその人を友達申請してグループを作ると、紹介した友達が稼いだお金の何割かが私に入る。

 

完全なねずみ講だった。

 

言ったらこの面接に来たSはそのゲームを広めることでお金を作るシステムを作ったトップなのですべてのお金が彼に集まるわけです。

仕事仲間が増えれば彼がウハウハになるシステム。

 

だからだろう、契約させようと必死でした。


口車に乗せられて契約しそうになる

話聞いてたらとにかくURLをどこかにばらまけばいいスマホでもできる。

そして誰でも数十万から数百万は月に稼げるようになっていますと言われた。

 

うますぎる話は怖いし、URLを友達に教えてゲームのユーザーを作りたくないと言うと、どこかのサイトのチャットとかに掲載でもいいんだよと言われた。

月数十万絶対に稼げるようになるというフレーズを使っていろいろ説明され、たぶん完全に洗脳状態・マインドを奪われていました。

 

そんなにうまい話はないと思うが稼げなくても数万くらい月に稼げるようになるならと思いその会員になってグループに参加し、ギャンブルゲームのオーナーになりたいと言ってしまいました。

 

といってもこの時も心の奥底では怖い、なんか変だという気持ちは強く残っていたんですが、断れない雰囲気と大金が稼げるという話をされてもう自己判断ができなくなっていたんですね。

 

そんな胸の内を痛みながら承諾するとSはこういいました。

“会員になるための契約金に20万円一括で支払ってね。”

 

…。

20万?

んー。

 

フリーズしました。

 

そんな大金こんなのに払って契約するの?

金額がおかしすぎる。

私はそんな大金は無理です、払えませんと答えました。

 

矛盾しているように感じるかもしれませんが私はこの回答で、払えないなら仕方ないですねこの話は無かったことでと言われるのを期待しました。

 

そしたらSはさらに掘り下がって

 

“稼げるランクは下がるけど10万円でも会員になれます。

半額なら払えるよね?

稼げるようになったら一番上のランクの会員になればいい。

その時に足りない会員費を支払ってからの契約になるから。”

 

なんだって…。

10万も無理だ。

というかお金払って会員になるなんて聞いていない。

怖いよこの人、逃げられないよ…。




その会員には3つのランクがあって一番高いランクが日本円で22万(20万と書きましたが)、その次が10万円ちょっと、最下ランクが7万円ほどでした。

 

その後断ったのですが、またお金を稼げる話を30分近く説明され、私はクレジットカードを出して10万円ランクの会員にならなれますと言ってしまっていました。

Sもにっこり顔で、クレジットカードの決済機を取り出して私のカードを切って私は暗証番号を入力してエンターキーを押しました。

 

しかし決済はエラーと出て、お金の支払いができませんでした。

 

この時私はめちゃくちゃ安心した。

じゃぁ帰れよと思われると思いますが、それができない空気と状況に持ってこられているのがねずみ講契約現場の恐ろしいところなのです。

 

クレジットカードでお金が払えなかったのにまだ食い下がる

お金が下りなかった理由が私がクレジットカードの限度額の枠を10万円に設定していて、オーストラリアに来る前はイギリスで生活をしており最後の方のイギリス生活ではクレカでの支払いが多かったため、その月に使えるお金が2万円もなかったからでした。

 

この残り2万しか使えないっていうのも別の意味で恐怖でしたけど…。

 

日本円で契約金10万ちょっとだったので、満タン状態でもギリギリ無理でした。

 

あぁーこれで帰れる。

お金払えないならもう契約できないし諦めるだろうと思ったら、Sは引き下がりませんでした。

“今すぐ日本の銀行に電話して限度枠を上げてもらって!

国際電話なら僕のスマホのSkypeからかけれるから。”

と必死でした。

まぁ電話かけるくらいならいいやと思ってかけてみて、20分程機械音が流れるのを待った末にやっと日本の銀行の人と電話がつながりました。

 

すぐ横でSが会話を聞いていて、彼はメモ帳を取り出し私が発言することを紙に書き出しました。

“引き落とし金額の枠を上げて欲しい。”

 

それ伝えるとまず私の仕事の現状の事とか聞かれたためワーホリに来ていて今はオーストラリアにいますと言ったら、電話口の人が

“それではあなたは今学生さんですか?。

それだとまずお客様のクレジットカードに登録している情報を変更させていただきます。

利用額を変えるには親の許可もとらせていただきます。”

 

めっちゃめんどくさいことになった。

私はまた掛けなおしますといって切りました。

 

Sもこれを聞いていたので、あ、もう無理だなと分かってくれました。

 

ほんとに助かったと思いました。

その面接という名の勧誘は2時間ほども経っていました。

 

私はそのカフェを出て外に出たら一気に現実味が出てきて、恐ろしく変な世界に洗脳されていたことを実感しました。

 

あほだわぁ、でもよかった一円もとられなくて。

と考えながら住んでいるアパートへ帰りました。


定期的にメールが来る

この事件の2週間後に私は住んでいた町でジャパニーズレストランを見つけて働くことができました。

 

そんな感じで新しい仕事に就いて忙しくしているとSからメッセージが入っていました。

“その後どうですか?

一緒に働けそうですか?にこ”

とニッコリマークに変換したかったようですがそのまま『にこ』と文面に書かれて送られてきました。

 

なんか気持ち悪いなって思いました。

 

最初は無視していたのですが3通目のメッセージが来たと気に私はそのメッセージをブロックして、気持ちと一緒に葬りました。

 

マルチへの勧誘は洗脳されやすい

マルチ商法の勧誘は洗脳されやすいです。

人は金に目がくらむ。

私のように生活がヤバい人間が引っかかるんだろうな。

 

日本でもオーストラリアでもどこの国だろうがこういったマルチ商法やねずみ講の勧誘はあるし、私みたいに運悪く引っかかってしまうこともあります。

 

お金がない人間からすると高収入の話って魅力的です。

 

また、口がうまい人が多いのでこちらの思考を先に読んで自分の考えを持つ前に契約させようと誘導するのがほんとにうまい。

後かなりしつこい。

 

私は洗脳というか押しに負けてしまった馬鹿ですが、こういうのは生きていて3度も経験したので、いい加減交わすスキルを身に付けたいものです。

 

1度冷静になる時間を作れると変な人だとすぐ見抜けるのに、なかなかできなくなる恐ろしさ。

 

もしこういうのに捕まったて逃れられなかったら助けを呼ぶべきです。

正常な感覚と判断を兼ね備えている人にその場で電話をして、洗脳を解くのがいい。

 

またおかしいなと自分で気づけて行動に移せたら、その場で帰りますと告げて立ち去るのが一番いいんだろうな。

この体験は勉強にもなりました。