イギリス留学の魅力 語学学校の先生たちから学んだこと

イギリスだからイギリス人が英語教えてくれるのかなっと思っていたのですが実際私が通っていた語学学校ではいろんな国籍の人がいました。

 

私の留学での授業スタイルは1日2限で3ヵ月通うプラン。

ちなみに寮にも住んでいて朝昼の食事付きと学費を含めて3か月間のイギリス留学で費用は150万くらいしました。

高すぎる…。

 

クラスの決まった担任というのはなく、授業の枠ごとに先生が変わります。

でもレベルによっての担当教員が決まっていたので1限目はイギリス人のゲビン先生。

2限目がスペイン人のジョージから英語を教わっていました。

 

担任が休暇や急病などで休んだ場合は代理で先生が来ました。

代理の先生3人とゲビンとジョージのメインの先生を入れて5人から私はイギリスで英語を学びました。

 

今回私がイギリス留学で英語を学んだ先生たちはどんな人たちだったのか、どんな授業をしてくれたのかという記事になります。

 

 

イギリス人の先生の授業が厳しすぎた

1限目に受けていた先生はイギリス人でした!!

が、この先生ちょっと厳しくて最初とても怖かったのですが、だんだん好きになってしまった先生です。

先生の名前はゲビン。

 

怖いというかとても厳しい先生。

留学での授業は日本の学校とは違っていて授業中に辞書やまた翻訳アプリの使用目的でスマホを使用する生徒が多いのですが、ゲビンはそれらの使用を禁止。

 

そしてゲビンが板書している間はノートにメモを取ってはいけない。

書き写していいといわれるまで板書している内容を見て理解する。

教科書を閉じるときは閉じ、開くときは開くと指示があるので従う。

おしゃべり禁止。

間違えた英文を先生が正すので復唱など。

 

 

スマホの使用については日本でも携帯禁止が厳しいので私にとっては抵抗はありませんでしたが他の国の人たちは抵抗があったようです。

ゲビンが禁止ていることですが日本人が受けている学校の授業と比べるとそんなに変わらないのでまだ我慢できる。

禁止ルールは常識レベルなことが多かったけど、ゲビンは自分の授業スタイルを貫く頑固さが見て取れて苦手としている生徒も多かったです。

 

ただこのせいで1つのテーマで授業をしているときその単語がわからなくて授業が終わるまで何の話をしていたのがぼんやりしかわからなかったこともあり辞書で調べさせてくれと言ったこともありましたし、これに関しては後からは行ってきた新しい留学生たちも同じことをゲビンに訴えていました。

 

ゲビンは意地悪で辞書を使わせないのではなくしっかりと英語を学ぶために必要なことを育てるための考えだったんだと知ったのはゲビンの授業を受けて3週間ほどが経ってからだった。

また以下でその理由について述べています。

 

外国人と一緒に授業を受けてみて分かったこと

海外と日本の授業態度の違いですが、周りの国の子たちはほんとにルーズです。

 

発言している英語も単語をたどたどしく言うので幼稚園みたいな感じでした。

勝手に発言する、携帯をいじる、話題を変える、クラスメイト同士で授業中おしゃべりする、遅刻するなどなど。

 

 

年齢は様々でしたが、19歳から上の年齢の人たちが集っていたのにこの状況は…。

そしてどこの国の人も大体こんな感じでじっとしていることが少なかったです。

 

日本人ってほんとにカチコチに教育されているんだなと感じた場面でした。

 

しかしそんな私たちの担任は学校でも特に厳しいといわれているゲビン。

そんな子供っぽい行いを一切許さない先生でした。

 

授業は終始しんと静まり返り緊張感さえ感じました。

また他の先生方が許している、上記で書いたようなスマホや辞書の使用、好きにメモを取るなどのほとんどを禁止しています。

 

私はスマホの使用ができないことは抵抗なかったのですが、辞書の使用やノートにメモできないことがあってそこが厳しいと思いました。

なんでだめなの?ってはじめは勉強になんないじゃんとも思いました。

 

例えば授業のテーマとなっているそのものの英語の意味が分からなくて、チンプンカンプンで授業終わってしまったり、ほかのクラスの子が発言した言葉を後で調べてたくて音だけ日本語でメモしたりしてたのですが見つかると注意されます。

 

えーー、勉強にならん。全く授業分からんし、来たばかりで不安だしひとりだけ理解できてないのが恥ずかしい。

周りの子と意思疎通できない…。

と落ち込むこともしばしば。

 

そんな日が続いてたけど1週間で慣れました。

 

慣れるまでの間不安が続いたため、ほかの先生の授業を見学しに行ってクラスを変えようかとも考えたのですが、ゲビンの授業のクオリティーに気づかされ思いとどまりました。

 

 

生徒の質で授業の質も変わる

ゲビンのクラスに馴染めないと思い早い段階で他のクラスで同じレベルのものがもう一クラスあったのでゲビンの授業を休んで体験授業へ行きました。

教室も隣で授業時間も1限目とゲビンの授業と同じ。

 

そこへ体験授業兼見学に行ったときまさに幼稚な事件が多発していました。

 

ゲビンの授業とは正反対で、ここでのクラスは先生が説明している途中でも勝手に発言し、また先生が答え合わせの時に当てた生徒を押しのけて

“先生!それ分かる!○○でしょ!”

と発言権を奪ったりと…。

またノートやテキストにはらくがきをして明らかに退屈そうにしている生徒。

 

幼稚園というか動物園というか、秩序が全くなかった。

そのクラスを担当していた先生はベテランの50代の女性。

そしてこの人もイギリス人でした。

 

先生もちょっとうんざりしていた態度をたびたび見せたり、うるさい生徒を叱ったりしていました。

 

というのもこのクラスは私がいたゲビンのクラスの生徒より年齢層がとても低かった。

ゲビンが受け持っている生徒は23歳~30歳くらい。

私が1日体験授業を受けた先生のクラスの生徒は17歳~23歳。

 

もしかしたら学校側が生徒のタイプをクラス分の段階である程度決めているのではないかと思いました。

 

自分のタイプにあった生徒と共に授業を受けることは大事なんだとおもい、私はゲビンのクラスに戻ることを決めました。

 

また授業を受けるうちにゲビン先生の授業と教え方の本質を知り結果的にゲビンがとても好きになることがありました。



イギリス人の厳しい先生の英語の教え方にはコンセプトがあった

ゲビンの授業に慣れてきてしばらくすると新しく入ってきたトルコ人とカザフスタン人の男性生徒が連日宿題をやってこなくて、先生が激怒したことがあったんです。

 

その内容に私は心奪われて、先生の授業のコンセプトに気づきました。

先生は宿題を忘れた彼らにこう言いました。

 

“君たちは英語がちぐはぐに積まれたレンガの壁のようだ。

穴が開いているレンガの壁のような不安定な壁はいずれどうなる?”

 

穴だらけのレンガの壁をホワイトボードに書いて、説明するゲビン。

その質問に全員が

 

“倒れます”

 

と答えました。

ゲビンはその解答に頷いて

 

“君たちの英語は毎日練習勉強しないとすぐ倒れてしまうような状態なんだよ。

僕は24時間君たちについて英語を教えてあげることはできない。

自分たちで学習する時間を作ってこの穴を埋めて倒れないようにしないといけないんだよ。”

 

ゲビンは英語を学びに来ているという事、自己学習の重要さについての訴えを私たち生徒にぶつけてくれました。

哲学的な話にも感じ、この時ゲビンを嫌っていた生徒も真剣な表情になりました。

 

また私が最初ゲビンの授業受けたときに感じた不満は新しくきた留学生たちも同じように感じているようでした。

辞書を使えない。

それ故に授業がわからない、勉強にならない…と。

 

新しく来たてのトルコ人がわからない単語を辞書で調べていて先生がそれに対して注意しました。

トルコ人はそのことに不満をぶつけ

 

“この英語の意味が分からないのに授業がわかるわけがないじゃないか”

 

って先生に訴えたんですよね。

 

そう、そうなの!これ分かる、昔の自分すごく言いたかったこと。

 

それに対してゲビンは

 

“君たちはイギリスに来て学校の外に出て、お店の人と話すときわざわざ辞書を持って会話をするのかい?

スムーズにイギリスで英会話を実現させるために私はここで君たちに英語を教えています。

外に行けばもっと多くの分からない言葉であふれています。

だからここで分からない単語でもその前後の会話やシチュエーションなどでその英語の意味をイメージする力が必要です”

 

このイメージする力、ほんとに大事なんです。

英語がからないけど、この人はもしかしてこの話をしているのかという想像、推理して英語を学ぶ力

留学前に受けた英語レッスンでも同じことを言われたことを思い出しました。

 

日本での英語学習ではあまりない学習方法ですが、私はこの方法のおかげでまず英会話に対する抵抗が減りました。

想像することでそれが合っている間違ってるではなく、一度その状況について考えることで分からなかった言葉が記憶に刻み込まれます

 

その後にあの時分からなかった単語なんだっけって忘却の彼方に葬られることはなく、あの時の単語はやっぱりあの意味で合ってたんだ or 間違っていたんだと改めて振り返れます。

 

インプットとアウトプットがとても大事な英語。

そもそもインプットしたものを忘れてしまってはもったいない結果になるのですがゲビンはそうさせないようにイマジネーションをつけさせる授業をし、忘れがちな英語が記憶に残ることでふとした時に思い出せて英語がわからなくてもシチュエーションや他の言葉から推測するためのイマジネーション脳を作ってくれました。

 

これに気付いてから授業に取り組むとゲビンの授業はハイクオリティなんだと気づかされました。

ただ少し彼自身の性格がアグレッシブな時もあり、怖い日もありました。(笑)

 

でも一番思い入れのある先生です。



スペイン出身の先生

2限目の先生がスペインから来た先生でした。

彼はハーフらしくイギリスとスペインの血を引いていて両親がそれぞれ、スペイン語と英語とをネイティブに話せるのもあるのですが、先生が育ったのはスペイン。

母国語はスペイン語だったので自身で英語を学んだ経歴もあったようです。

 

英語圏ではない国籍の先生から英語を学ぶ上でのメリットは、その先生も英語を学んだ経験があるため、英語を学びに来ている人の分からない原因とか、どうやったら分からない単語でも理解されるかなどを熟知しています。

 

先生は私とほとんど同じ年齢でしたけど、先生としてほんとに尊敬しました。

 

またこの先生・ジョージはムードメーカーでもありました。

私は1限目のゲビンの授業で緊張していた気持ちが、ジョージの授業で楽しい気持ちに切り替わっていたのでよかったです。

息抜き的な意味でも授業と英語学習にメリハリが生まれました。

 

ジョージの授業スタイルはゲームをしながら英語を学ばせようと、楽しむことで勉強する意欲を作り、たまに英語がわからないから授業放棄している生徒でも輪にいれる天才でした。

 

日本人は英語がわからないと思い詰めて黙ってしまいますが、ほかの国だと言葉が通じるもの同士で雑談して授業を聞かなかったり、スマホを見てネットサーフィンを始めたりとあからさまな授業放棄をします。

 

ですがゲームだとあまり分かっていなくても、みんなで参加してクイズのような問題の出し方やジョージが体でジェスチャーして表現しそれが何なのかをみんなが考える。

そんな遊び半分で勉強に入らせようとする授業スタイルはみんな意欲的に輪に入っていきいつの間にが英語を学んでいるという環境が出来上がっていました。

 

ほんとにすごいなと思いました。

 

1限目のゲビンの授業は文法を学ぶ授業でしたが、2限目のジョージはボキャブラリーの授業でしたので新しい単語を毎日学びました。

英語の知識が一番伸びたと感じれる授業だったとも思います。



臨時講師はどんな先生?

担当となっている先生が休暇をとったり病気になった時に代わりの先生がきて授業を受けることもありました。

 

ゲビンはクリスマスホリデーで10週間休暇、ジョージはおたふくかぜで何日か休んでいた時に教えに来てくれた先生たちの話です。

 

また合同授業のようなことが1度だけあり、その時はいくつかのレベルの生徒を集め映画をみてその映画で使われていたフレーズを書くといった授業がありました。

その際に廊下でもすれ違ったことのない先生を何人か見ることができました。

 

個性的な先生が多くて興味深かったのですが今回は実際に授業を受けれた臨時の先生について書いていきます。

 

イギリス人女性の授業

この先生は私がゲビンの授業に自信がなくなった時に体験授業を受けに行ったクラスの担任でもありました。

 

純粋なイギリス人の女性の先生で、彼女はいろんな英語の問題を授業内にたくさん与えたいタイプの先生で

 

“Quickly! quickly! (急いで急いで!) “

 

が口癖でした。

ちょっとお母さん的な雰囲気を持っていたので特に10代の男の子の生徒たちはやんちゃして先生に怒られるという状況をよく目にしました。

 

オオカミ少年のような話がありまして、いつもいたずらばかりしていた男の子が、ある日何も悪いことをしていないのに、

先生が

“あなたまた落書きしたわね!”

と決めつけて怒られていて、少し笑ってしまいました。

ちなみにその落書きはずっと昔からあったものらしいく、そして彼が描いたものではなかったのです。

 

彼はふてくされて授業を抜け出さしてさぼっていましたね。

 

結構生徒たちとの距離が近くて話しやすい雰囲気の先生でしたが、しっかり起こるときは怒る、でも安心感ある先生でした。

黒人男性の授業

別の日は黒人の先生でした。

この黒人の先生1度しか受けれなかったのですがそのたった一回ですごく惹かれました。

 

クラスのみんなも最初黒人の先生だと分かると、先生が来るまで

“Black teacher”

と何度も発言してげんなりした顔をしていました。

どういう気持ちで行ったのか難しいですが…。

 

 

授業が終わるとあの先生最高じゃん!ゲビンと交代してほしいと好印象でした。

 

授業ルールがゲビンと比べめちゃくちゃ緩くて自由度が高く、話がとても分かりやすくて面白かったんですよね。

そして先生の雰囲気がとてもおおらかなのが伝わってきて、人柄にみんな安心した部分があるんじゃないかなと思いました。

 

ちょっとつまらなかった先生

担任だったジョージがおたふく風邪にかかって、イギリス最後の週はこの先生で終わってしまいました。

テキストの内容をそのままホワイトボードに書くだけで、疑問を質問しても何故その疑問が生まれるのか分かっていないような回答をする先生で、クラスでもあんまり評判良くなかったです。

ただそのことをこの先生も理解してたらしく

“今日も僕でごめんよ”

と言っていたのは何とも切なくなりました。

 

生徒も先生もお互いに求め合っていなかった関係でしたね。( ;∀;)

 

日本でしている英語の授業は無意味

いろんなカラーを持った先生がいて、その先生方がしっかりと考えて授業を構成しているので英語を学ぶという視点以外にも感じるものがたくさんありました。

 

また英語を学ぶ環境って私にとってはとても重要にも思えまた行きたいとも思います。

英語が中途半端な状態で帰ってきてしまったので…。

 

ただ日本で6年も習っていて伸びしろを全く感じなかったけど、このイギリスにいた数か月でメキメキ英語力が上がっていくのが自分でもわかりました。

 

それと同時にまだまだだめだもっと勉強しないとという危機感と向上心も付き辛かったけどほんとによかったです。

 

英語環境で英語を学ぶ場ないと英語が伸びないことも分かりました。

今の学生の英語の授業は分かりませんが私が学生だった頃の授業と比較してしまい、日本語で英語を教えている時点で日本は失敗していると思いました。

日本語で英語の授業をすると英語脳はできません。

 

説明全部を英語に置き換えることで、最初こそ抵抗と不安がありますが慣れてくると日本語を聞きたくなくなります。

英語を話す力をつけようと英語モードと日本語モードのスイッチを作ろうとしているのが自分で分かる時期がありました。

この期間がとても重要でとてもハードルが高い期間だと思います。

 

英語はテストでのスコアが取れればいいという人は日本語解説の英語授業でいいのかもしれませんが、英語を学ぶって本来は英語圏の人や英語が通じる国の人とコミュニケーションをとるために学んでいるはずなのにいつからか学歴のみ、資格のためと変わってしまったのか。

 

スピーキング能力をつけ実際に外国人と話すのはとても楽しいのでそういう目的のための授業が一番大事だと身に沁みました。