語学留学して分かった日本人が英語を話せない理由 | 教育・目的・交流が英語を学ぶにふさわしくない

ジャパニーズイングリッシュと名称がつけられ日本人の英語は特徴的でおかしいと世界でいわれている。

 

私は語学留学をした経験があるのですが、他の外国人留学生に毎度のごとく言われたのが

“日本人の英語発音はすぐに日本人だって特定できる。

変な英語の発音だ。”

と同じ英語を学びに来た留学生である立場なのに馬鹿にされました。

相手もスペイン訛りやフレンチ訛り、トルコ訛りなど癖のある英語発音ではあったが、日本人の英語の発音別格でおかしく聞こえるようです。

 

少し意地悪で英語が流暢な学生は日本人の英語の発音をめちゃくちゃ笑っていました。

そのたびに私たち日本人留学生は

“あの人たちだって綺麗な英語発音じゃないのに腹立つ”

とちょっとイラついたこともあったが、それを当人に言う事はありませんでした。

 

実際日本語英語ってめちゃくちゃ特徴的で他にはない話し方ではあるので何も言えないのも事実だったから。




日本人が英語を話せない理由は大きく分けて5つ

  1. ①日本語で英語を教えている
  2. ②英語と日本語の相性が悪い
  3. ③日本人は英会話にたいするコンプレックスが強すぎる
  4. ④外国人との交流がなく英語への必要性が薄い
  5. ⑤英語を学ぶ目的が会話ではなくスコア

 

5つ上げましたが、私個人が思う日本人が英語を話せない理由で一番大きな理由となっているのは、英語を使う目的が不明確であり、使う場面が極めて低く必要性が感じない事。

実用性がないのならいらないものと同じです。

いくら学んでも日常で使わないものは薄れていき、必要である危機感がないので教育も改善されない。

 

それぞれ5つの理由を深堀して日本人が英語が苦手である理由、話せない理由を書いていきたいと思います。

 

日本語で英語を教えている

留学して強く感じたのは英語で英語を学ぶ重要性。

 

日本語で英語を学んでいてはそれは日本語で英語を翻訳解説しているだけであって、英語を学んでいるのにずっと日本語がまとわりついてくる。

言語も文法も発音も何もかもが違うのに日本語と英語をつなげて考えるのは英語が使えるようになる教育の仕方ではないと感じた。

日本文を英文に直せなどよくテストでありますが、まず日本語で考えてから英語を考えるって謎解きみたいなもの。

 

そんな英語教育をしていたらまず日本語で文章を考えてから英文に直してそこからやっと話始めると工数が多すぎる。

とっさに英語が出てこない、筆記ならできるといわれている日本人。

教育面は英語を実用的に使うための目的として全く果たしていないと身をもって感じました。

 

文字から英語を覚えるのはNG

 

日本人の英語教育はアルファベットを覚えて単語を覚えて文法を覚えて、と文字を習いながら英語の発音も習います。

日本人にとってアルファベットの発音はなじみがなく、文字としての先入観で音を作ってしまう。

例えば『B』と『V』の発音なんて『ビー』と『ブイ』と教えられているが英語の音を聞くと全然違う。

音的にはほとんど似ていて下唇を噛むか噛まないかで音を変えている。

 

英語圏の子供たちは当たり前だけど英語が話せる。

文字は学校に入ってから習うが、それよりも先に英語が話せることを考えると耳から英語の音に慣れる事は重要であることが分かります。

日本語も一緒ですよね、文字よりも先に言葉が話せるのは音で学んでいたから。

 

日本人で幼少から英語学習をさせていて小学校に入る前までは英語の発音がとてもきれいだったのに、学校に入って文字を学び始めてから英語の発音がカタカナ英語のようになっていったという話があります。

英語を文字に一度置き換えて発音してしまうので一気に英語の発音が悪くなるとその教師は分析していました。

 

英語を”話せる”ようになるためならば文字の情報は逆に邪魔なんだと。

文字を知らないからすべての情報を耳を頼りにキャッチしてします。

 

日本人もそうですが、他の国の人も英語の文字と音のギャップの違いにつまずいているのをこの目で見てきたのでとても説得力があります。

 

精神面でも音よりも視覚からの情報に頼ってしまい頭はその情報を優先に考えてしまうのが英語の発音を学ぶ上では落とし穴のような気もします。

 

カタカナが英語の発音や単語の意味を邪魔している

 

日本のカタカナ英語はほぼ伝わりませんでした。

一番苦労したのが『Womon』。

日本人は『ウーマン』と発音を教えられているが完全なるカタカナ英語です。

無理やりカタカナに音を置き換えると『ゥオーメン』でした。

ほぼ『ウ』は発音しませんでした。

有名なのを少し挙げると『マクドナルド』『ハンバーガー』『アルコール』なども英語の発音と全然違うため通じませんでした。

 

このカタカナで発音を置き換えて学習している時点で正しい英語の発音をするのを大きく邪魔している。

 

というか、これは私が勝手に確信したことではあるが日本の教育機関で英語教師がネイティブ講師でない場合はほぼほぼ英語の発音はカタカナ英語です。

海外では99%通じません。

 

発音記号の読み方をしっかりと学び、日本人が使っているカタカナ英語と切り離さないといけない。

 

暗記して言葉を学ぼうとしている

 

英語を暗記して学ぼうとすることが間違いというとじゃどうやって学習するんだよ思いますが、まず暗記する工程ってどうしてますか。

 

例えば英単語を学ぶとき、まずは日本語の意味を知ってからひたすらノートに単語のスペルを書き込んで脳に叩き込んでいるが、これも上記で説明した『文字から英語を学ぶ』ことと『カタカナ英語』に結びついてしまいます。

書いて暗記することは昔から世界的に使われているが、あくまでテストでの筆記支店の点数を上げるための学習であり『英語が話せるようになるための学習』からはかけ離れている。

英語を話せるようになりたいのなら紙の上で学ぶのではなく、実際に人と英語で会話するほかないのです。

 

留学で学んだ英語が話せるようになる工程はただひたすら話す、声に出して発音の練習する、相手の英語を聞いてまたそこからインプットしたころをアウトプットする。

とにかく話しまくることでした。

 

ただ留学して感じたのが日本人の英語基礎知識は低くはない。

本当にただ実践的な能力がないだけで、英語の知識は他の国の留学生たちと比べてかなり上質なんじゃないかと感じた。

英語の教育法を実践的に活用できる学び方を取り入れられれば、おそらくもっと日本人が英語に対する苦手意識がなくなるんだろうと感じました。

 



日本語と英語は相性が悪い

日本の英語教育が悪いだけではなく英語と日本語って相性があまり良くないと感じました。

第一言語を持っている時点でその言語への依存は相当強い。

 

スペインやフランス語が第一言語の人は発音の癖の矯正はそれなりに大変かもしれないが、日本語が第一言語である日本人に比べて圧倒的にハードルが低い。

英語が派生した言語がスペインやフランス、そのほかの多くの言語になったといわれている。

 

日本語は『ひらがな』『カタカナ』『漢字』と文字も分かれており、アルファベットは日常的に使わない。

こも文字の種類が全く別物だというのも日本語と英語とでは相性が悪くおまけに文法の組み方も全く違うので、日本人にとっては英語は抵抗感しかない。

 

ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、ドイツ語などをネイティブに話す人たちと一緒に英語を学び、日本人以外の英語を話せない国の人たちとも比べてみて感じたことは彼らはアルファベットの発音に抵抗があまりない事。

留学でいろんな国の人と一緒に英語を学んで、その他の外国人と日本人と比較し、また日本語と英語の相性が悪い事についていくつか挙げてみました。

 

英語は舌で発音を作り日本語は唇で発音を作る

 

日本人で日本語しか話せない人って日本語を話すとき口の動きを意識して音を出して話している人なんてほとんどいないと思うんです。

一度意識してもらうと分かると思いますが、日本語を発音すうえで私たちは唇がメインで動いてます。

それに比べ出て英語は口の中で音を作って話してます。

英語圏の人ってスマートに話していますが口の中がせわしなく動いているんですよね。

 

この時点でもう音をつくる舌の筋肉に差が出てきます。

英語話す人は舌がよく動くので自在に動かせます。

日本人にはわからない微妙な音のを作り分けて発音できますので複雑な音でも出すことができるんですよね。

 

アルファベットの発音をができる国の人は舌の筋肉がしっかりしていて複雑な音を出すために舌が柔軟に動くそうです。

 

しかしどの国にとっても多言語となってしまう英語なので、英語の発音に訛りは出るが、特にヨーロッパや南アメリカ系の留学生たちは日本人が理解できない音の差をちゃんと聞き分ける能力があったり、英語と同じく舌で音を作れる国の人たちなので日本人より上達が早かったです。

 

 

日本語は便利・英語は説明的

 

海外で英語を学んでいて思ったのが英語は説明的だということです。

逆に日本語って1ことで全部わかっちゃう単語とかもあってめちゃくちゃ便利な言語なんです。

なので日本語から英語に入る人って英語って回りくどくいろいろ言わないと伝わらないんだなって感じるともいます。

 

逆に英語圏の人が日本語を学ぶと日本語って便利な言語らしいです。

 

例えば

“めんどくさい”

という言葉ですが日本語ではどのシチュエーションでも使えます。

英語では直訳できる単語がないため、そのシチュエーションにあった言い回しで説明しないといけないんです。

例えば学校がめんどくさいと言いたい時

I don’t want to go to school.(学校行きたくない)

これが学校に行きたくない時のめんどくさいって意味になります。

行くことをしたくないと説明することで面倒なことを表しています

似たような意味でHassle(煩わしい)という単語がありますが、それを言うのにも学校に行くことが煩わしいという言い回しになるようです。

 

日本語っていろいろ省いて話しても分かりますしシチュエーションが違っていてもめんどくさいのように1つの単語で済む言葉がたくさんあります。

 

日本語の便利なところや、言い回しの多様性などをテーマに、日本に4年住んでいたオーストラリア人との対話から説明されているのでとても勉強になりますし日本語ってほんとに便利だということを改めて分かる動画であるためお勧めです。

 

お疲れ様、よろしくお願いします、などなど日本語でしかない言葉を英語圏では代わりに何を使っているのかなど、その違いを見ると日本語は言葉、言い回しなどが大変豊富です。

 

日本語にはない音が英語にはありすぎる

 

代表的なのが、よく言われる『RとLの発音』が日本人にとってはかなりの難問。

その他にもF,Q,Z,X,C,Vなどの日本語を話すうえで必要のない音が英語では必須になります。

 

また同じ音に聞こえるけど英語圏の人からするとちゃんと使い分けている微妙な音の違いの差。

例えば、SとShやBとVの発音の違い。

 

SとShの発音をするときは唇の形が完全に違います。

seeとsheの発音の違い分かりますか?

seeはそのままシーと歯を閉じて唇を開けて発音します。

問題のsheの発音は唇をとがからせ静かにして!しー!のしーです。

つまり息を吹いて出た音が一番近いようです。

 

このHが入った音ってものすごく難しんです。

私はTheank you.の”Th”の音を出すのにとても苦労しました。

 

代表でRとLの音の違いが分からないといわれてますが、RとLだけじゃなく他にも難しい音はたくさんあります。

 

日本語では使わない不要な音だが英語では必須の音。

その音を出すためにどうやってその音を作っているのかを理解する必要があるが、日本人はここで大いにつまづく。

 

日本人は英会話にたいするコンプレックスが強すぎる

日本がグローバル化してきているといわれ始めているし、外国人移住者や留学生が近年では特に多くなってきた。

それなりに国際化しているのかなと感じている人もいるかもしれないが、他の国に比べたら鎖国しているようなものです。

 

島国であるデメリットでしょう、圧倒的に外国人との交流が希薄で消極的。

 

日本人は外国人を怖がっている

 

一度も日本を出たことがない日本人で海外旅行をしたくないといっている人や、旅行はするけど外国人と交流はしたくないと良いっている人は言葉が通じない事が怖いといっていました。

 

同じ人間ではあるが、文化も言葉も違うとやけに恐ろしく感じてしまうようです。

これは英語だけでなく外国語を話す外国人全てに対してでしょう。

 

特に日本人って良くも悪くも他人を観照し仲間意識が強く群れを意識ます。

 

欧米人は他人に興味がなく個人主義な人が多いです。

しかしいざ話せばとてもフレンドリーで人見知りをしない。

 

日本人の性格を考えると欧米人は全く真逆なタイプの人だし日本語が通じないし、相手が何を話しているのかもわからないことで関わりたくないまるでエイリアンのような人たちと考えているようだ。

 

島国である性質も手伝って他の国の人に警戒心が強く馴染もうとしない部分も大きいでしょう。

これは交流を拒絶することにつながり、英語を話すチャンスを逃していることにもなっています。

 

日本人は他の外国人は英語が結構話せる人たちだと思っている人も多いが、アルファベットの文字を使う国の人たちでも英語が全く話せない人はめちゃくちゃたくさんいます。

海外旅行や留学などで海外で英語圏以外の外国人と交流があって

“なんだ、意外とみんな話せないんだ”

と安心したのを覚えている。

 

日本人の『日本とその他の国』というくくりが強すぎる。

実は他の国の人たちも英語があまり話せない人は多いし、日本人が怯えている英会話での発音や文法の間違えなんてもっとあります。

それでも彼らは間違えることを恐れていないし、気にしていないので堂々と間違えている英語を話します。

 

他の国の人たちにとっては日本人がやりがちな『英語が分からないから会話しない』ということで自分を表現しない方が理解できないんだと思いました。



外国人との交流がかなり薄いので必要性がない

外国人が怖いから交流を避けていると視点と、もう一つの視点が島国であるため大陸国からやや離れているため必然的に外国人との交流文化が歴史的に見ても薄い日本。

未だにそこまで色濃く交流はなく、外国人観光客や移住民などは増えているが、日常的に英語を話す世の中には程遠い。

大陸国に比べて圧倒的に外国人・この間英語圏の人との交流がを持っているのはごく一部の日本人だけであるので日常的に日本人が英語や他の言語を使う感覚がないのです。

 

留学してかなり驚いたことが、みんな英語を学びに語学留学に来ているがそのほとんどの外国人留学生たちはお隣の国の言語をある程度話せたこと。

私たち日本人留学生にとっては第2言語として英語を学びに来ていたが、他の欧米人は第3第4か国語として英語を学びに来ていた。

みんな自分の国の言葉以外にも2~3個別の言語を話し理解できる習慣があるという事です。

 

日本にはそれが全くありません。

これを考えると政治的に見て仲が悪い日韓中ですが、韓国語や中国語が話せてもいいはずですよね。

 

英語を学ぶ目的が会話ではなくスコア目的

日本の英語学習における教育機関での教育は日本語で英語を教えていると書きました。

この教育の在り方の時点で英会話のための英語授業ではないのは明らかですが、目的もやはり英会話として実践的な英語を学ぶのではなく入試や資格などのスコアのために英語を学んでいるということ。

 

テストの点が良ければいいので暗記的な学習で終わる

 

学習法においてただ紙にスペルを書いて、リスニングのCDを聞いて音を聞き分けることができても自分で英語の発音を作り話すのはトレーニングがないとかなり難しい。

留学で強く思いました。

実際英語の知識はたくさんあるのに実際話すとなると何一つ言葉が出てこない日本人はたくさんいました。

これはただテストのために英語を暗記しただけなので頭の中の世界で終わっていて、表に出てこないのです。

 

コミュニケーションのための英会話を意識しない

 

テスト勉強のために英語を暗記しその結果文章は書けるが話す力がない・応用できていない。

語学を学ぶ上で一番の目的ってその言語を使ってでしかコミュニケーションをとれない人たちと関係を築くこと。

 

日本人の英語の学ぶ目的は実用性を考えておらず、ただ成績のためスコアのためであって、その試験やらが終われば必要のなくなるものとなっているのです。

 

英語を話せない条件を網羅している日本人

英会話は実践的に学ぶことが一番の近道です。

これは英語に限らずどの言語にも言える。

 

しかし日本という国が他の国との接点が極めて薄い事から、外国人との交流も薄く関りを怖がり避けている人がものすごく多い。

また大陸国と比べ隣国の文化や語学などが入ってこない島国ですので、多国語を話すこと=めちゃんこすごい人っていうイメージが強いけど大陸側からすると近い国の言語はあらかた話せる外国人がほとんどです。

それらと比べて日本人の多くは日本語しか話せない。

 

とにかく日本人は『日本』と『海外』とで切り離しすぎているが、そこまで構える必要って逆に交流を避けているのでデメリットが大きいのです。

怖い、分からない、できないと否定的だから『理解し合える』人たち同士(日本人同士)でつるんで終わるのは日本人の悪い部分でもある。

新しい事や外からの文化を受け入れられない少し硬い考えな国民性なんでしょう。

 

 

日本人が英語を話せるようになるには日本がもっと英語の必要性を意識しないとダメ

 

海外との交流も広がってきているように見えるが本質的にはまだまだ鎖国的なんだと感じます。

教育機関での英語学習ももちろん大事ですが日常的に英語が身近に無い事は日本人が英語に苦手意識をもって話せないことにつながっている大きな要因だと感じました。

 

英語と日本語の相性についても練習さえすればもちろん習得可能。

日本人でも英語をネイティブレベルで話せる人はたくさんいますからね。

 

日本人が英語を話せるようになるためにはまず英語圏の人との交流もしくは英語が共通言語の人たちとの交流をもっと深めて、英語の必要性を感じさせることでしょう。

そのためには外国人ってなんか怖い…なんていう意識を取っ払って、もう少し踏み込んで、言葉が通じなくても堂々としていられる態度をとることができればと思います。