英語が話せないままイギリス留学をして後悔した 英語力0でも大丈夫という言葉を鵜呑みにしないで

イギリス留学を検討しているけど英語が全く話せない。
ネット上では留学やワーホリ体験者の記事とかがたくさんあって読んでみたら英語皆無だったのにペラペラで帰ってきている人が多いみたいだし、自分も留学すれば話せるようになってるのかな。
こういった都合の良い情報だけ読んでいて語学を学ぶことを達観しているなら留学して挫折するかもしれません。
まず1つ言える事は留学したら英語が話せるようになるというのは実質間違いであり、留学してそこでがむしゃらに勉強と英会話の実践した人たちが話せるようになっているのです。
それと全く英語が話せないのであれば留学してからしばらくは英語が聞き取れないので授業についていけず周りの外国人とも意思疎通が難しいためとても苦労します。
留学したら話せると簡単に考えているのならそうではないし。
日本で英語の基礎を最低限学べない人が留学しても大して話せるようにはなりません。
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留学前に英語の準備はほぼしてこなかった

留学をすることを決めてから出国日まで約6ヶ月間ありましたが私が英語の勉強に取り組み始めたのは留学の3ヶ月前からでした。
といってもそこまで本気でしてこなかったので、勉強しててもしてなくても同じだったような結果だったように思います。
英会話などにも通いましたが、利用していた留学エージェントがやっていた英会話で割高でした。
確か10回程で3万円を超えていました。
3か月間で10回程度の英会話スクールはあまりにも少ないです。
今からだから言えるけどオンライン英会話スクールをしていた方がよかったと感じます。
オンライン英会話スクールだと毎日のレッスンで街や留学エージェントがやっている英会話スクールの10分の1以下の料金した。
唯一よかったのが中学生や高校生レベルのまとめ問題集を買って1冊終わらせたことです。
これによってベース的なことは少し思い出せたかなといった感じでしたが、1度解いただけだったので英語に対する知識はあやふやなままでした。
エージェントの人にも準備不足で緊張することを相談しましたが時が来てしまってはもう行くしかありません。
何とかなるだろう、行ってから考えようと開き直りました。
仕事も忙しかったのもあったのですが、それでもそんなこんなで怠けになまけ準備不足のまま、あまり勉強せずにイギリスへ留学へ行きました。
英語が話せなくても留学しても楽しい事

- 留学先では英語力は関係なしで友達ができる
- 英語の上達が楽しい
- 意外と周りの外国人も話せないことを知り自信になる
英語が話せなくてもいろんな英語レベルの外国人と仲良くなれる
留学先の学校で出会ういろんな国籍の生徒たちとは英語能力の高い低い関係なく仲良くなれました。
また私の場合学校の寮に住んでいたので、友人関係を築くのもかなり速いペースでした。
寮以外にもクラスメイトや学校のカフェでしか見ない人たちとも挨拶から始まり会話が広がったりとよくありました。
クラスの違う(レベルが違う)他の留学生たちと話すのには最初は自分が英語が達者ではなかったので緊張していましたが、みんな英語を学びに来ている人たちなので話せないから話さない、仲良くしないなんてことはありませんでした。
むしろこちらが英会話で詰まった時も
“こう言いたいのかな?
貴方の言っている意味はこうかな?”
と言い直してくれた人もいれば、じっと待ってくれる人もいました。
英語能力が低い分伸びしろがでかい
英会話においては自分の英語能力に応じたリスニング能力しかもちろんないため会話が理解できないことが多かったです。
それでも1ヶ月も経つとだんだんと周りが言っている英語の”音”が聞き取れるようになり、初日と比べると格段に英会話ができるようにはなっていました。
1ヶ月2ヶ月3ヶ月目とそれぞれ違った英語の勉強での壁にぶち当たり、落ち込むこともありましたが日本で3ヶ月英会話スクールに通うより数倍のペースで英語能力が上がっていくのが実感できました。
元々の英語能力が低い分、簡単なフレーズの英語をどんどん吸収できるので英語が上達していることが自覚できるほどでした。
簡単な英語といっても会話でとっさに出てくるまでトレーニングしないと出てきません。
それがスラっと出てきたときは本当に嬉しいし会話が楽しくなってきます。
また会話が楽しくなるともっと英語を伸ばしたいという向上心が出てくるので、全く英語が話せなかった人が留学する一番のメリットは何よりも英会話の楽しみに目覚めることだと思います。
周りの留学生も英語が話せないことに安心する
留学して改めて分かったのが、学校に来ている他の国の留学生たちももちろん英語を学びに来ている人たちです。
英語のレベルによってクラスは違いますが、意外にも英語が話せない人たちも多くて
“なんだ、自分より話せない人たくさんいる。”
と自分の英語力に対して不安が減りました。
例えば発音の分野においての話
フレンチの友達の癖のある発音
“study” スタディー の発音を スタジー といっていたり
スペインの子は
“money” マネー を モニー
また
“idea” アイディア を イディア
と発音していました。
英語風な音を発しているため自分が知らない単語を言っていると思っていたら自分でも知っている簡単な単語を話していたことで他の国の人たちの英語の発音を知るのかなり新鮮でした。
発音以外でもそもそも文法がめちゃくちゃだったり、語彙力がなくて母国語が出ている留学生もいました。
イギリス留学で出会った主な留学生の国籍はブラジルやコロンビア、ロシア、ドイツ、スペイン、トルコ、カザフスタン、キルギス人、韓国、中国、タイ、モンゴルなど本当に多国籍で様々な英語レベルの人たちでした。
外国人って英語がみんなある程度話せると思い込んでいる日本人ってまだまだ多いようですが、全然そんなことないです。
それが逆に自信にもつながりましたし、同じレベルくらいの外国人留学生たちと話すのには拙い英語しか共通言語がありません。
だから必死に自分の意思を伝えるためにいろんな言い回しをしたり、単語を調べたりと頭をフル活用します。
会話がスムーズにできないもどかしさよりも、お互いの事をもっと知りたいから英語をマスターしたいという気持ちになるので留学で自分と同じレベルの英会話能力の人と話すのも勉強になります。
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英語が話せないのに留学して辛かったこと

- 短期で留学すると英語が身にならない
- 問題ごとを訴えれない
- 落ち込むことが多い
英語があまり話せない人は短気留学はおすすめしない
英語が話せないからデメリットでしょう!という意見がもっともですが英語ができないから留学して英語を学ぶわけです。
初めからペラペラと話せるのであれば英語を生かした仕事や資格を取りに行く方が賢明です。
留学は勉強をしに行くことなので英語が話せないことを恥ずかしがる必要は全くないのですが、ただ英語能力が低いまま留学して中途半端な状態で帰国してしまうのはかなりもったいないのです。
留学において本当に英語を伸ばしたい人には短期で行くことを勧めません。
英語が元々ある程度話せるのであれば短期でもいいですが、全く話せないもしくは少し話せるけど会話となると詰まってしまうレベルだと短気留学はもったいないと感じました。
私はイギリスの後にオーストラリアに行ったのですが、理由として3か月程度の短期留学では帰国後すぐに英語を忘れていくだろうと想定していました。
イギリス留学での英語レベルはクラスでは準初級の『Pre Elementary』でした。
英検でいうと4級レベルです。
ただ日本人の英語能力の特徴はライティング能力はそこそこあるのだが、リスニングやスピーキングなどの実践的なコミュニケーションにおける英語能力がめちゃくちゃ低いわけです。
ただ備わっている英語の知識はあるのでそれが言葉として表に出るまでに練習し、英単語も知っているけど改めてネイティブな発音で聞くと初めて聞く単語に聞こえてしまい
“何言ってんのか分からない。”
となってしまうんです。
これらは本当に慣れでした。
何度も聞いていると、自分が知っている単語を言っていたことに気付き相手の会話がわかってくるようになります。
しかしこの英語にやっと慣れてきたかなという段階が3ヶ月を過ぎたあたりでした。
1ヶ月目は英語の”音”が聞き取れるようになり、2か月目は新しい英語の知識を吸収して壁にぶち当たり、3ヶ月目にして何となく簡単な英会話が聞き取れるようになってきてそれに対して自分の意見を言えるようになってきたかなという期間です。
もちろんレベルとしては同じ準初級のままですが、圧倒的に外へ発信できる英語への慣れが違ってきているんです。
なので英語があまり話せない人は特に短期ではなく半年以上から1年ほどの留学をするのがおすすめです。
ただイギリス留学はかなり高額なので、たくさん貯金をしていかれるか、イギリスで働きながら学校へ通われることをおすすめします。
6ヶ月ほどの滞在であればワークVISAでなくても働いていた留学生はいました。
留学してトラブルや問題ごとに巻き込まれたときが大変
海外に行ったら付き物と思ってもいい。
大なり小なりあるとはおもいますが何かしらのトラブルはあります。
日本だったら簡単に手続きやら対応やら、またしかるべき機関へ行って相談したりなども簡単ですが海外だと同英語で説明したらいいのか分かりません。
こういう場合はエージェントなどに頼ることがほとんどですが、なかなかことが進むことがありません。
人を間に挟むのはとても時間が掛かるのです。
小さなトラブルでも自分の言葉で説明で来て解決に持っていけるならばそれだけにの負担が減ります。
面倒ごとに巻き込まれたり、なってしまったときに痛感するのが語学力の低さでした。
問題云々だけでなく人とのコミュニケーションにおいても誤解を生む会話をしていたり、英語が聞き取れなかったことで勝手に勘違いしてしまう事もありました。
本来だったらトラブルにもならなかったことが英語がわからなかったことでトラブルへと発展してしまう事もあります。
少しでも留学前に今の自分よりも英語力を高めてから行かれることはとても大切ですし留学してからも新しい語彙を学ぶ姿勢を持っていれば自分で自分を守らなければならない時にとても役立ちます。
単語帳などの英語教材は1~2冊は持っていきましょう。
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英語ができないことを後悔して落ち込む時期が多い
留学前に英語を勉強しておけばもっといろんな話ができ、理解できたんだろう。
英語が話せない聞き取れなくて授業が分からない。
また周りの留学生にレベルを追い抜かれたり、他のレベルの人達と話して自分の英語力の低さに落ち込む事が一番きつかったです。
日本で英語を勉強して能力を高められるならばそれなりにするべきです。
留学に来て意外と話せない外国人留学生がいて安心はしたのですが、レベルがどんどん追い抜かれていき置いてきぼりになるか、もしくは全く上達が同レベルかそれ以下で自分の英語力を試せる場所が狭くなってくる時期があります。
時期というか、気にし始めるんですよね。
自分と同じレベルの留学生よりペラペラと英語を話せる人たちと比べて自分の英語力の低さに落ち込みます。
英語に少なからず憧れがあるから留学をしてまで学びに来ているわけです。
自分はこのままではだめだ、でもなかなか英語が覚えられない、伸びない時期がたった3か月でも何度かありました。
そう悩んで壁にぶつかっている時期ほど実は英語が伸びている時でもあるのですが、この期間がなかなか苦しいのです。
少しでも英語への勉強癖をつけたり、普段から英語のラジオを聞いたりなどして英語環境を自ら作るのは本当に大事です。
壁にぶち当たっている時ほど日本語で誰かと話したくなってしまい、その結果少し定着し始めてきた英語脳が離れてしまうような不安に駆られてしまうからです。
留学において英語の伸びが行き詰った時はどのレベルでも落ち込むと思いますが、あまり話せない人だと落ち込むのと英語を学ぶモチベーションも一緒に落ちてしまうので、そんな時はとにかく他と比較せず自分のペースで学ぶことが一番だと立て直してください。
留学前の英語の勉強はするべき【後悔話】

留学を経て強く思ったのが、日本で付けれる英語力がもっとあったはずだという事。
ボキャブラリーを増やすな文法を学ぶなり発音の効き分けを特訓するなりとどれか一つでも強みがあればよかったと思いました。
留学して同じ留学生の外国人たちもそこまで英語が話せない人もいましたが、やっぱり日本人と比べて圧倒的にアルファベットに強く日本人の話せないと外国人留学生の話せないは意味が違いました。
まず日本人は英語が話せないことが恥ずかしくて会話を使用としないんです。
外国人留学生たちは英語が間違っていることは承知の前提でどんどん話してくる。
この違いが数週間・週ヶ月たつと英語の伸びしろは雲泥の差になっていました。
自信がないのは日本にいた時の準備不足もそうですが、日本人ならではのシャイな部分が発揮されて私以外の日本人留学生の半数以上は授業中になかなか発言したりすることをしませんでした。
欧米人の態度には負けてしまいます。
あと他の国の人たちは英語とほとんど同じ単語を多く持っているようで、覚える事が少ない。
母国語が英語に似ているなんて羨ましい話です。
日本語は一つもそんなものはないし、カタカナ英語なんて一切通じませんでした。
私が過去に戻って留学前の自分に今の思いを伝えれるならとりあえず単語はいっぱい覚えておけといいたいですね。
留学は思ったより期間が短い 海外に住めている時間を大切にすべき

3か月間の留学なんてあっという間ですが1年でも留学においては短い期間です。
限られた時間の中でどれだけ英語を学ぶのかは自分次第です。
たった3か月だったけど2つもクラスが上がった人もいれば半年いてやっと1レベルクラスが上がった人。
英語が伸びる時期は人によっても様々ではありますが、英語の勉強には貪欲に取り組むことが何よりも大事だと感じました。
特に日本人の留学生は英語を怖がっているか恥ずかしがっているかでせっかくの英語環境なのにあまり話したがらない人が多いです。
ほとんどの他の国の生徒は自分の発音や文法がおかしいことを気にするよりもとりあえず話す、音にして発してコミュニケーションをとることを図ります。
むしろ気にしてる風はあまりないように思います。
先生に間違いを指摘されても
“あぁそうなの?OK!”
って感じで間違えることに恥ずかしさを持つよりも、次から直しどんどん吸収しようとしている姿勢が強いです。
そんな外国人留学生の中には先生に指摘されても先生よりも自分があっていると思い込んでいて自信たっぷりな生徒もいました。
本場の先生が違うといっているのに疑うっているところは日本人にはないですよね。
それくらい外国人って堂々としています。
また留学に来ている生徒で中級より下のレベルの生徒はまだまだリスニング能力が低く相手が何を言っているかも完全には理解していないことや聞き取れてもいないケースも多いです。
でも気にせず話します。
日本人は見事なまでにこの逆で、何か聞き逃したらもう話が分からない話せない。
何話したらいいか分からないとなり黙ってしまいます。
もしくは近くにいる日本人になんて言っているのか翻訳してもらったりとする始末。
これが毎回だと力は付いてきませんしコミュニケーションも遅れてしまいます。
分からなかったらはっきりと分からないという勇気も必要です。
英語環境においては張ったりでも良いと思っています。
どこの留学経験者も同じことを語りますが、とりあえず知ってる単語だけでもいいので口に出して話してみる。
相手のよく使う英文をまねて使ってみる。
インプットとアウトプットの繰り返しの世界です。
アウトプットは本当に重要です。
習ったことをずっと口ずさんで周りに煙たがられてもし続けてください。
人はインプットするのは受け身であるため抵抗はないのですがアウトプットすることを怠りがちです。
私は留学前に英会話レッスンを受けていたのでアウトプットつまり自身から発信する能力=スピーキング能力が高かったと先生に評価されました。
時間は限られているし、思っているよりも留学期間はすぐ終わりがやってきます。
恥ずかしがっていたり、怖がってしまって英語を話せないとか言っている時間なんてありませんでした。
留学した理由は何なのか 英語は何のために学ぶのか
私自身留学において外国人の友達が欲しかったのが一番の前提でした。
だから英語を学びたい、コミュニケーションをとりたい。
英語を学ぶ目的は人それぞれあります。
資格やテストのスコアのための人もいれば、在学中の学校での単位のため、英語関係の仕事に就きたい人などさまざま。
私のように英語で外国人とコミュニケーションをとりたいから留学に来た人たちだってたくさんいます。
また海外に留学して外国に長期で住んでみたかったという日本人もいましたし、ホームステイに興味がある人、ただイギリスに来てみたかったなど何を目的として留学に来ているか。
英語はコミュニケーションをとるための道具にすぎません。
自分が留学したい理由や目的をはっきり持って学びに来ることは留学を楽しむ一番のポイントです。
中にはそこそこ英語が話せていた留学生なんかは勉強そっちのけでイギリス観光に力を入れていた生徒もたくさんいました。
彼らからしたら勉強よりも観光することが留学の目的だったようです。
自信で選択していくわけですから動機は自由です。
何のために留学へ行くのか、今度のビジョンがあるとモチベーションにも繋がるのでしっかりと目的をもって留学へ挑みましょう。