ナショナル・ギャラリー あの名画が全部見られるロンドンお勧め観光

イギリスのロンドンにあるトラファルガー広場の中にある美術館『ナショナル・ギャラリー

日本では国際美術館と訳されています。

ここではあまり美術について知識がない方でも知っている有名な画家、ゴッホ、レンブラント、フェルメール、ドラクロワ、モネなどが制作した多くの西洋絵画が貯蔵されています。

『ナショナル・ポートレート・ギャラリー(National Portrait Gallery)』と名前が似ているため混じってしまいますが別の建物の美術館です。

ナショナル・ポートレート・ギャラリーはナショナル・ギャラリーに別館の美術館になります。

 

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ロンドンの国際美術館『ナショナル・ギャラリー』

建物がすごく立派で、正面から見ると横一面に建物が広がりまるで壁のようです。

シンメトリーなスタイルの建築で周りに隔てるものがなく、大変目立っていました。

建築したのはウィリアム・ウィルキンスという建築家で、彼は古典建築とゴシック建築の研究を発表したことでギリシャ・リバイバル(ギリシャの復興建築)で有名な人物の一人です。

 

こんなに立派で貯蔵されているコレクション作品の量も計り知れないのに、入館は無料です。

イギリスでいろんな美術館、博物館に足を運びましたが一度もお金を出したことがありません。

ロンドンはほとんどのミュージアムが無料なのです

素晴らしい!

 

トラファルガー広場

信号を横断しながら撮影

ナショナル・ギャラリーに向かって真っすぐの横断歩道を渡ったところには見上げても見切れない高さのモニュメントがありました。

 

写真の通りいい天気の日に行けました。

イギリスって基本的に曇り空が普通のお天気なんですが、昨年の冬は異常気象だったらしく晴れ間が多い日が続いていました。

晴れが多いと異常気象って面白いですよね。

 

美術館を背に撮影

横断し広場に突入。

美術館目前の広場では他にも大きなモニュメントがいくつもあります。

どれも大きすぎる。

 

広場の空間もしっかりあるのでお昼の時間など明るいときにはストリートミュージシャンや、地面にチョークのような素材のコンテでライブペインティングをなされている方がたくさんいました。



美術史上でも最も貴重な絵画が貯蔵

日曜洋画劇場や、日本に一時的に有名な画家の作品が来日などで見たことがある絵画がずらり。

作家名は知っているけどこの人他にもこんな作品描いていたんだという物もあり、西洋絵画のコレクションの量が豊富すぎます。

 

知らない人はいないゴッホ

フィンセント・ヴィレム・ファン・ゴッホ 『ひまわり』

日本人はゴッホが好きな人が多いと思います。

黄色と青の色使いが美しいと有名なゴッホ。

日本人もそのに色が得に好きという傾向からゴッホは日本人の感性にとって馴染み深い作品を描く作家とされています。

 

フランスでもゴッホの作品が展示されている小ギャラリーがあると知って探していた時に、通りすがりの人に

“ゴッホの絵が見たいがどこにある?”と尋ねたんですよね。


そしたら誰だそれ?って顔されて、フィンセントって伝えたら、あぁあの人ねとやっと理解されたことで国によって呼ばれてる名前の部分が違うのか?という思い出がある作家です。

 

ゴッホでもっとも名をはせた作品『ひまわり』や自画像などたくさん展示されていました。

 

生で見たかったモネの作品

クロード・モネ『サン=ラサール駅』

印象派の名付け親ともいわれているクロード・モネの作品。

数ある作品の中で私が一番好きな作品『サン=ラサール駅』が展示されていました。

本の小さい画像でしか見たことがなかったのですが、原寸大のしかも生の作品に出会えてうれしかったのと、汽車のから出た煙の瑞々しい表現と油彩ならではの脂っぽいテカリ、絵の具の凹凸によるざらつき、やはりちゃんと肉眼で見るって大事ですね。

ほんとに素晴らしい作品。

この作品自室にに飾りたいくらい好きです。

 

殺人犯のカラヴァッジョ

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ『トカゲに噛まれた少年』

ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョといえばこの作品が頭に思いつくくらい大変有名な作品です。

 

確か2016年に東京の上野にある国立西洋美術館でカラヴァッジョ展がやっていた時もこの『トカゲに噛まれた少年』を見ることができました。

痛みと驚きが入り混じったような一瞬の表情。

ほんのちょっと起こっているような顔にも見えて絶妙な表情を描き切っています。

 

カラヴァッジョの描く表情は他の画家の画力と比べ物にならないくらいうまいです。

どの画面を見ても精密な描写がされていてリアルを超えた表現力できる作家だと個人的に思っています。

 

カラヴァッジョってどんな画家だったのかを国立西洋美術館で知ることができたのですが、ほんとにイカレた野郎です。

イタリアの画家でバロックという時代の巨匠といわれるほど絵の才能がずば抜けていたのですが人間としてはひどかったようで、とても意外でした。

自分より5歳ほど年上のいわば先輩にあたる画家ジョヴァンニ・バリオーネとものすごく仲が悪く街で会うたびに喧嘩をしていたという大変血の気が多い画家だったらしい。



しかし描く作品の人物はどれも繊細な表情を表現しきっており、彼自身の人間性を考えるとそのギャップに惹かれた作家です。

しかもカラヴァッジョは殺人を犯し、捕まりたくないからイタリアから逃げ出して、母国から追放された殺人者でもあります。

 

怒りのあまり殺してしまったのでしょう。

いけないことなのにとても私は面白い奴だなと感心しました。

波乱万丈な歴史をもつ絵画史上最も危険な作家です。

 

ブロンズィーノのエロい絵画

アーニョロ・ブロンズィーノ『愛のアレゴリー』

イタリアのフィレンツェの画家ブロンズィーノ。

あまり西洋美術に詳しくない人からした馴染みのない画家ですが、この作品だけを知っていて十分だと思います。

正直私もこの作品しか知りません。

謎の多い絵画といわれています。

 

画面の手前の2人の人物、手に黄金のリンゴをも持ったヴィーナスとキューピッド(クピド)が接吻をしている背景に苦しむように頭を抱える女性。

途切れていますが上部にも“真実”を意味する女性(左)と、“時”を表す老人(右で腕を伸ばしている)が描かれております。

この真実と時はカップルで描かれる必要性があったりと神話の話に興味がわくような内容が詰まっています。

 

この絵画は描かれている人物それぞれに役割と意味があり、そのストーリー(謎)を読み解いて楽しむといった作品です。



王宮に住む上級階級の貴族が、この絵画に隠された謎を解くことで自分たちの知識と教養を自慢したかったという、理性的に絵画を楽しんだ時代の傑作作品です。

普通は絵は感情で見ますが、理性で見ていたというのは面白い時代もあったものです。

 

館内のはまるで宮殿のよう

館内の展示風景
展示風景その2

この展示部屋他の部屋に比べて極端に暗かったです。

大理石の柱の入り口

大理石の柱や天井が高くまるで宮殿みたいな雰囲気ですが、個人的にいいなと思っただのが壁紙。

壁紙が美しすぎる。

ウィリアムモリスを思わす柄

作家のキャプションが入っちゃってますが、壁紙にお金かけているなと思いました。

柄が結構しっかり入っているのにうるさくない空間を作っていて、むしろこの壁紙によって高級感がアップした館内になっていました。

まさに宮殿のよう。

 

まとめ

西洋絵画をたくさん見て浸れる大変素晴らしい美術館です。

現代アートとかよくわからないジャンルの作品をみると定期的にこういったかっちりしていてきれいな作品を見たくなります。

 

作品の量が多いけど全部見る必要はもちろん無く自分が気になる作品を見に行くために行ったという場所です。

入場料はタダなのでちょっと見て帰っても罪悪感ないのは素晴らしい。

イギリスのこのシステムほんとに好きです。

 

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