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人物の描き方が格段に上達するおすすめのデッサン・テクニック本【画力の差が付くマニアック向けも紹介】

生活雑記
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人物の描き方をうまくなるにはデッサン力を上げることに尽きる。

人物描くのは本当に楽しいけど、本当に難しいモチーフです。

 

私自身高校はグラフィックコースで部活で美術部として毎日デッサンしたのち美大に入りました。

とにかく画力を上げたい人や高校生の方で美大を目指している方までと今の画力を数倍上げるおすすめのデッサン本を紹介します。




人物デッサン本を買う事で学べる事

紹介したい内容としてはデッサン本とクロッキー本(ドローイング含む)です。

 

人物デッサン本から学べる事に

 

デッサン本は鉛筆での色の重ねやストローク、遠近を出すための筆圧の強弱などが分かります。

また人の形はとても複雑です。

それをまずは箱や球体などのシンプルな形で捉えて描くデッサンをするにあたる描き方の捉え方の基本まで載っていて、100枚以上デッサン枚数を重ねた私でもなるほどなとなるものが多いです。

そして人体の描き方でかなり難しい描き分けである、間接が曲がること、皮膚は柔らかいこと、と人体の形はしなやかであり、動くことが想像できるような表現を求められます。

手首をリアルに描けたとしても、鋼鉄のような質感で描いてしまっては

“この手首は固定されたものなのかな”

と見えてしまいます。

そんな柔らかさと関節や筋肉が動くことを表現しきらなければならないのが人物デッサン本から学べます。

 

人物ドローイング本から学べる事

 

ドローイング本(表紙はデッサンと書かれている)は人体の輪郭や筋肉や骨格の凹凸を線で捉え、とにかく形を追って線にすること。

ドローイングは面や遠近などよりも純粋に形をインプットするトレーニングとしては絶大的な能力がつきます。

そしてデッサンで重要な時間制限内に描き切るためにどの形を明確にとらえ優先させるかなどの制限時間を考慮して描く判断力も備わります。

どちらも人物を描くうえで必要であり、練習すればするほど画力は上がります。

 

おすすめの人物画が向上する本6冊

 

人物を手早く描く基本 男性編人物クロッキーの基本

 

 

男性の肉体を追求したクロッキー本です。

クロッキーは感覚的にいうとデッサンの下描き段階。

完成したデッサン作品ではなくクロッキーの段階でどんな線で人体を描き出しているのかが面白いほど勉強になります。

特に力が入った時の筋肉の力み、くぼみ方、物をつかんだときの潰れ、体の一部を動かすことで変化する骨の動きなどが一連の動作になって描かれて解説しているページもありおすすめです。

サンプルページ①

この腕の描き方のページ見ると流線型に流れがあり、腕から肩や首にかけての繋がりと筋肉の仕組みの描き方が見えます。

サンプルページ②

立ちポーズの法則的に関しては男女共に言える描き方です。

この著者は鉛筆の使い方が手馴れていて解説以外にも絵から分かる『ぐっ』と力が入る力の集中点は力強い筆圧で描かれていて、しかし抜くところはラフな線で形を捉えていてなかなか見者な一冊です。

 

人体の肉付きや骨格による姿勢の仕組みなどを学びたい人におすすめです。

 

 

人物を描く基本 使える美術解剖図

 

 

この本の著者の方のデッサン力はかなり精密です。

何度も鉛筆で重ねて色を付けて立体感質感などを表現しているが決して重すぎない。

鉛筆の濃度の選び方が良いのか精密描写が伺えて、またハイライトとしての白の抜き方がとても勉強になります。

 

人物デッサンにおいては油絵作品で描くようなモデルの捉え方をしていてデッサンながら一つの作品になるような構図が多いです。

画力が相当高く、明暗で織りなす人体のシワやねじれの描き込み、もっというと手のひらの手曹宇や指紋までもが想像できるほどのリアルさがあります。

 

人体の筋肉・骨格の造りの理解度を高めるために解剖図も一緒に描かれています。

写真のようなデッサンだなと感じました。

 

精密に人物を描きたい、描き込んで表現力を高めたい人におすすめです。

 

 

人物デッサンテクニック

 

 

 

本当にこの本はデッサンのテクニック本です。

デッサンでの鉛筆の濃度や、線の潰れ方や鋭さでどんな表現に変わるのか。

また練りゴムで鉛筆の濃度をにじませたりぼかす技法、また消しゴムで『描く』ことでハイライトとなり、パリっとした表現に繋がる見せ方などデッサンのテクニックがかなり細かく解説されています。

サンプルページ①

『描く(足す)』ことよりも『消す(引く)』描き方って結構上級者向けです。

ただこの描き方の技術を知っているか知らないかだけでデッサンでできる表現の幅が何倍も違ってきます。

 

またこの本で特にうまいなと思ってことについてですが、デッサンはクロッキーやドローイングと違い輪郭『線』を引いて形・境界を表現するのではなく空間と物体との間にある明暗で物体の存在感や遠近などを表現します。

この本ではモデルとなった写真と素描された作品と見比べることもでき、書き手がどのようにデッサンを進めるのか、描き方に少し工夫するだけで質感や空気感が出てくる工夫などがたくさん詰まっています。

 

人物デッサン力、そもそものデッサンの技術力を向上させたい人におすすめです。

 

人物クロッキーの基本

 

 

クロッキーの基本として人物を四角や円錐、面化して体のパースを単純化してから描く方法はデッサン的な考え方です。

早描きで10分・5分・2分と少ない時間でどんな風に人物を捉えて描くのか。

時間の違いでクロッキーの仕方が大きく変わります。

 

この数十秒から10分以内の早描きクロッキーは私も何度かやりましたが動いているもの、例えば外を歩いている人や、犬、空を飛んでいる鳥などを一瞬で紙に描くための記憶力と捉える力が備わります。

その伝授本みたいな感じです。

 

個人的にこの本から学べるその他のポイントとして線の流れや強弱、ストロークがうまく、簡単に描いているような少ない線から遠近感が伺えます。

ピントにこだわった描き方をしていて空間の捉え方が素晴らしく勉強になります。

 

ラストの方のページでは人物の着彩も載っています。

 

 

モルフォ人体デッサン

 

 

 

この系統のデッサン本は個人的に好きです。

人物の形をパーツごとに簡単な形に置き換えて捉えているが、この考え方はその単純化した形に見える筋肉の塊を見るという事です。

サンプルページ①

それを筋や骨を加えてそれぞれの体のパーツを説明づけて繋げて描いていく。

 

人体を解剖しながらデッサンする考え方です。

人物だと説明が難しいので例えばリンゴをモチーフとして例えると、目の前にあるリンゴを描くときにその見えている部分を平面に書き換える時に如何に立体的に描くのかという技術は実はそのモチーフ(リンゴ)に対する知識量で補っています。

リンゴは球体です、詳しく言うと五角形の円柱がか言った球体です。

その内部の知識を理解しているのでリンゴを丸く立体的に描く感覚が出てくるのです。

 

 

この本はまさに人間の筋肉、筋、骨の造りを理解することで肩の厚みや腹の出方、股関節とおしりの繋がりなど人体のそれぞれのパーツの繋がりを理解する描き方を解説しているので、人物への理解度を高めよりリアルな画力を求めている人にはお勧めです。

 

 

脂肪とシワを描く

 

 

モルフォ人体デッサンのミニシリーズ本です。

本のサイズは小さめで持ち運びしやすい大きさです。

 

この本はいわゆるおデブさん体系、脂肪の描き方だけに内容を詰めたドローイング本です。

サンプルページ①

デッサンというより線で脂肪を捉えていて、脂肪が付くことでたるむ体のラインや、動くのが重そうな姿勢などが感動するほどたくさん描かれています。

本当に面白い本でマニアックだなと感じました。

 

デッサンにおいて毎回モデルのような人ばかりではないのです。

太った人や痩せている人などあらゆる体系を描けてこそですが、細い人って骨や筋肉に沿って形が出ているので描きやすいんです。

しかし太っている人って無いものがたくさんついているので骨、筋肉などの形が見えにくい。

脂肪ってこうなって体から盛り上がってくるんだという描き方が学べる本です。

 

興味のある方はぜひ見てもらいたい。

 

 

人物デッサンの基本

 

 

人物デッサンの基本とありますが人物ドローイングがメインの本です。

いかにもな日本人体系の華奢な体格の男性・女性がほぼ裸体で描かれており、アジア人ならでは立ち方や体形はこの本が一番うまく表現しているなと感じました。

着衣画もあり、若い男女がメインでしたが、おじさん、おばさんも描かれています。

 

少しイラストチックでもあり、人の動作の一瞬をドローイングした絵がたくさんあるので、テクニック本や人体解説系の本と比べてより自然体な人物を描いています。

教科書的な人体の構造よりものモデルとなった日本人の人の体格・骨格・肉付きなどのその人の体形の個性をうまく引き出して人物を楽しく描く方法が伺える本です。

 

デッサンの基本として目の前にいる人物の体格の個性を捉える見方は重要ですが、イラストや漫画などを描かれる方にも参考になる一冊です。

 

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