アニメ好きがアニメを見たくなくなった理由

アニメ好きですか?
私は好きでした、たぶん今も好きだと思うのですが避けるようになりました。
自然と見なくなったというより、拒絶みたいな感じで見たくなくなってしまったんですよね。
昔はあんなに好きだったのに、何故今は見なくなったのか自己分析な記事です。
アニメが好きだったのにアニメを見なくなった人に向けて、同じような考えで共感できたらいいなと思って書いております。
気になるところから読む
アニメは好きだけどなんか見ない
よく言われているのは大人になったから、とか社会人になったからとか、興味の対象がアニメから薄れたとかありますが、別にそういうわけでもない。
大人になってもアニメが好きな人なんているし、逆に大人になってからはまった人だっている。
子供のころから好きだったものが大人になったら嫌いになるなんて言うのは理由にならない。
だた年をとるといろんな世界や情報が蓄積される。
そのためアニメが幼稚に感じてしまったり、飽きてしまって自然と離れてしまうケースもあるので大人になるとアニメを見なくなるとも言われているんじゃないかな。
私自身アニメはたぶんまだ好き。
昔見てたアニメとか好きだなって思えるから。
好きなのに今では全く見なくなりました。
オタクみたいな人を見て異常だと思ったからとかでもない。
異常だとは思ったことはあるけどそれと自分がアニメを見なくなった理由は別です。
私自身アニメには全く興味がない人たちからすると異常な人だとも認識している。
オタクに対して思うのはアニメにどれくらいはまるかなんて個人の楽しみ方は自由だし、アイドルオタクとか車オタクとかいろんなジャンルでコアなオタクが存在するのにアニメだけ毛嫌いするのも私にはあまりない。
まぁでもアニメオタクとは正直関わりたくはないけど。
熱が強い人が多いので、価値観などを押し付けられるのが苦手なので。
最近ではアニメっぽい絵が映像で流れるとチャンネルを変えたくなったり、消したり、とにかくアニメを避けるようになった。
今はやりのアニメに興味がないというよりも自発的に『見たくない』って思っている。
興味がないくらいだったらそのまま放置もできるけど拒絶してしまっている今の症状ってなんでなんだろう。
アニメを見ると感受性が高まるので疲れる
アニメにはまりやすい人って感受性が繊細な人が多いように思う。
アニメの影響で1週間楽しくなったり、落ち込んだり、泣いたり、アニメキャラの気持ちを考えてみたりと影響されてしまう。
アニメを見る人ってそれが好きだから見るんだろうけど、私はいつからか自身の感情がアニメのような非現実な物語と実在しない架空のキャラクターによって大きく左右されることに疲れてしまいました。
疲れるというと残業が1か月続いた後のようなぐったり感を考えてしまいそうですが、アニメの世界ってポジティブな感情ももちろん与えてくれるのにそれはないんじゃないかと考える人もいると思います。
これはあくまで私の場合ですが、感情を下の方に漂わせて上がってこないようにしたいんです。
楽しいも悲しいも可愛そうもかわいいもそれがポジティブな要素だろうがネガティブだろうが全部が全部、私が求めている感情線を大きく上下させるもの。
今私がキープしたい感情ラインの上にも上がりたくないし下にも下げたくない。
私が求める定位置でずっと一本線のまま落ち着いて欲しいんですよね。
イメージとしては入院している人の部屋にありがちな心電図のモニターに映っている心音を表示している線。
患者の方が亡くなられるとピーーーッと音が鳴り1本線なりますよね。
あのままでいたんです。
アニメを見ると感化され感情がをコントロールできなくなり、トクントクンと波打つことがしんどいので見アニメを見なくなりました。
現実とのギャップを感じてその落差を考えたくないから【アニメ最終回でロス化】
当たり前ですがアニメは実在しない2次元の世界の話です。
この世の3次元では考えられない世界観や、能力を持った魅力的なキャラクターが活躍し、アニメにはまる人は押しキャラと言われている自身が好きなアニメキャラクターのためにアニメを見続ける人が大半でしょう。
でもアニメは終わります。
深夜アニメは1~2クールでワンシーズンの物語が終わり、人気が出て続編が出たりするが、それでも結局は最終回が来ます。
最終回を見終わった時にドはまりしていたならば大体の人らそのアニメロスになる。
あぁ明日から何を楽しみに生きていけばいいんだなんて言っている人も最近ではリアルでよく見かける。
このロスってアニメが終わったからその2次元の世界にはもう新たな気持ちで入ることができない。
でもアニメの世界観を想うとあのキャラクターは今後こんなことしてそう、とかこんな世界になってそうとか思いをはせることはできても見ることができないんですよね。
つまり置いてけぼりにされた気持ちになっちゃうんです。
リアルな話をすると制作会社がもう描きません!ここで終わりって下から終わりなんだよって話なのですが、これはアニメに限らずドラマや映画でも終わりを見るとそのキャラクターたちはその後どんなことをするんだろう、あの含ませた終わり方はどういう意味なんだ、あいつは結局死んだのか生きているのかと考えてしまうわけなんです。
でも何回も書きますが、私たち3次元の人間はアニメなどの2次元世界の物語が終わってしまったらその世界の人たちの新しい活躍を見ることができなくなるのです。
あの世界(2次元)ではきっと今まで見てきた物語のように日常が始まっているのに私たち(3次元)はそれを途中から見ることができないんだ。
これで現実世界に戻されたのと同時に好きだったアニメの世界の時間軸が停まってしまったためロスになり、何にもする気が起こらなくなるんですよね。
私の場合はTwitterとかでつぶやいてロスをアピールしている人と比べると(実際には見たことはあまりないけど勝手なイメージ)重症ではなかったけど、そういう気持ちを文章に書けるくらいには分かるっちゃ分かる側の人間。
アニメの世界だけ楽しそうに続くのに何でこっちの世界の人間はそれが途中からみれないんだよー!となっちゃうのも嫌だし考えたくもないのでアニメを見なくなりました。
つまりアニメの続きが永遠ではないと気づかされること、最終回を感じるのが私にとってはしんどかったんです。
アニメのCMでも拒絶反応
ここ数年のアニメは全く分からないけど、時たまアニメのCM が流れたり何かのアニメキャラクターを起用してCDやグッズを宣伝しているCMを見ます。
10秒15秒の話なのに拒絶反応みたいに見たくないって思っている自分に気付きました。
アニメ調の画でも特に最近のフォルムのキャラクターデザインのものは私にとって刺激が強いみたいです。
何でここまで嫌いともとれる拒絶反応が出るようになったんだろうと考えるとそのアニメを知らないのがまず第一条件。
私が幼少のころから愛読している名探偵コナンには一切そんな感情が出なかったから。
それと誰とでもそのアニメを一緒に見れそうなものなのかと言うのが絵を見ただけで分かる。
人によってどんな絵がとかは変わるが私はジブリ作品のような絵と雰囲気を持っているもの、サザエさんとかこち亀とかなら別に拒絶しないけど、エヴァンゲリオンだとちょっとしてしまう。
ジブリは家族とでも見ていられるけど、私の場合エヴァは無理です。
まとめると1つ目はそのアニメを知らなくて今風のキャラデザである。
2つ目は1人じゃないと見るのが拒まれそうなキャラデザと世界観を感じられるもの。
この2つの条件が一致した時私は数十秒のアニメのCMでも受け付けない、拒絶反応を起こすようになってしまいました。
[nlink url=”https://abstract-ous.net/analyze/disgusting-anime”]
数年前からアニメ離れの予兆があった
10代の頃は『エルフェンリート』『ひぐらしのなく頃に』『反逆のルルーシュ』など見てて精神が疲れるというか、内容が濃すぎる重苦しいテーマのものをむしろ好んで見ていた。
ちなみに私個人のお勧めにアニメは『カイバ』です。

クレヨンしんちゃんの作画監督などでも有名な湯浅政明が監督をなされた大人向けアニメです。
シリアスなアニメも観ていたが20代半ば手前辺りからだんだんとアニメのジャンルが日常系だったりただほのぼのと感じられるものへとシフトしていった。
昔に比べて重たい暗いテーマのアニメよりポップな感じのアニメが流行りのように思うが、今では分からない。
これはアニメ界が押しているブームにもよると思いますが、それでもホラー系やグロテスク表現のあるもの、シリアスなアニメなどの内容が重苦しいストーリーも毎期放映されている。
これらの重たいテーマを含むアニメをまずは選ばなくなりました。
でもアニメは見たいので、軽いテーマのものやギャグ系のアニメにはまるようになりました。
しかしその本数は徐々に減っていったように思う。
今思うとジャンル選定の時点でアニメ離れの予兆が自分の感情に芽生えてきていたんじゃないかなって思います。
ここまで書いているけど、子供のころから好きな名探偵コナンの映画は見に行きたいって思います。
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漫画は読む
私の場合アプリで掲載されている漫画にはなるが、毎週読んでいます。
そしてたまにAmazonでも買っちゃう。
ただアニメでこれらがやっていたとしても見ないと思う。
漫画は読むけどアニメは見たくないって思っています。
昔から漫画の方が好きだったのもあるんだけど、漫画は自分のペースで言葉を読み取って理解できるし、動画ではないので見たいコマをずっと見ていることもできる。
アニメは動画なのでセリフを聞き逃すこともあるし、よそ見している間にとてもいいシーンがあったり、酷いアニメの見方ではあるがBGM代わりに流していたらキャラクターや世界観の画を見ることを省くこともしてしまうんですよね。
アニメって当たり前だけど動いて音が出ている生き物のようなものなので、その情報のペースにこちらが合わせないといけない。
自分ペースで見て読んで、自分発信で物語を見ることを進められるのが漫画の良いところ。
後アニメよりも色や音などの情報も無かったりシンプルなため疲れにくいように感じます。
アニメは演出のためBGMをつけたり、間を使ったりしている分楽しめるのもあるのですが、意識していなくてもその分感情が動いているので体力も使っちゃうんですよね。
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無感情が心地よいから
全部まとめると無感情でいることが楽だからという理由でしょうか。
アニメは日常にない感情を作り出すきっかけをくれるものでもあるので、それによって心をざわつかせたくないっていうのもある。
別にアニメが嫌いになったわけではないのに拒絶してしまったりするのは、昔のようにアニメの世界やキャラクターを思うがゆえに熱血している気持ちよりも無でいることが心地よいと思ってしまったから。
つまり日々のルーティーンでいたい。
漫画は読める理由として、アニメより感情のアップダウンが激しくないのと、気分転換ていどには2次元の世界を求めているから。
そして作者に失礼ではあるが惰性で読んでいるところも私の場合ある。
アニメを見るときはOPで気持ちが高ぶってアニメが始まって集中し、EDで次回が気になって眠れない。
30分もない時間でとてつもなくたくさんの情報を処理してその上感情があらぶってしまう事がデメリットになってしまったため、アニメを見なくなってしまった。
無でいたいからだなんて何とも無気力な利用うですが、これが一番しっくりくる理由です。
今は見なくなったし、疲れるのを避けるため最近のアニメの情報もシャットダウンしているがアニメが嫌いになったわけでもないので、また見るようになってはまりだすかもしれないのかなぁとも思っています。
そして名探偵コナンの映画は絶対見ます…。