本記事はWebデザイナーの市川さんに代筆して書いていただいております。
現役Webデザイナーもしくはブランクはあるけどデザイナーとしての経歴が1年以上あるという方に向けたエージェントの紹介です。ですので未経験から転職したいという方には不向きです。
未経験からWeb業界・デザイナーに転職したい方はこちらを参考にしてください。
Webデザイナー向け転職エージェント
レバテックキャリア:とりあえず登録しておくべき・年収はほぼ上がる&フルリモート案件など
- マイナビクリエイター
:求人の選択肢が広くとにかく多くの情報を見てみたいなら必須
Webist(ウェビスト):案件数や対応エリアはやや劣るがこういう案件と出会いたかったマニアックで尖った案件がある
- ビズリーチ:確実に年収を上げたいならココ・高年収企業がメインなのでホワイトが多い
まずWeb業界への転職は必ず業界に精通しているコンサルがいるエージェントを使うべきです。
あんまり業界についてよくわかってない、専門ではないけど案件としてはあるという感じのエージェントに相談したときほんとにお門違いな案件を紹介されて話にならなかったことがあります。一番論外なのはハローワークです。確かに案件の多さはありますが企業の質が悪いのとハロワの職員もとにかく場数を踏めという考えが強くマッチング(相性)や希望などで転職先をなかなか見つけられないのでかなり非効率です。
なのでWeb業界を特に専門的に扱っている、仕事を直接相談できるコンサルにも力があるなどここら辺かなり重要です。
エージェント解説の前に少し転職失敗談を書きますが興味がない方は飛ばしてエージェント選びへスクロールしてください。
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私のWebデザイナーとしての経歴や転職への流れ
私は新卒入社した会社から2回転職し、最初の1回目の転職では失敗しています。
私の経歴ですが新卒で広告関係の企業に入りその会社で最初はカメラマンやレタッチ部門の仕事をしていたのですが職歴1年目くらいの時にWeb部門のデザイナー職に社内異動。そこで2年半キャリアを積んで他の会社もみてみたいのとマリネりした仕事内容に自分のスキルのも微悩みが気になり転職。
最初の転職はがっつりWeb制作会社に的を絞って就職したのですが、この転職先が失敗でした。
年収は同等額を選んだのですが結果は若干下がってしかも人間関係があまりよくなかった。転職活動を舐めてたというより完全に転職活動への手を抜いていました。つまりとりあえず内定貰えたしここでいいかという感じで決めたのが良くなかったのです。
この2社目の会社に就職したその日から「この会社は続かない」と思いゆるくではあったがすぐに転職活動を再開しました。
まぁでも結局本気で転職し始めたのは転職して1年後で、そこから2ヶ月半ほどかかって3社目へ転職成功しました。
2社目のWeb制作会社への転職の失敗談ですが、年収は最初の会社とほぼ同じぐらいと求人にはあったし面接でもそれとなく聞いて納得はしたのですが、入ってみたら最初の1年は新卒入社の人と同じ年収ということで年収は落ちました。470万ほどあったのが300万弱に。
キャリアアップ転職という経歴が全く効かないとこでした。面接でもっと突っ込んで聞けばよかったと後悔。
こういった求人情報との差異や面接時でもそれとなく流されて見抜けない場合があると知りました。
また待遇も絶妙にセコイ会社で入社前に必要となる健康診断などの費用は自己負担などや忌引き休暇やコロナやインフルエンザで仕事ができないなど、求人票には特別休暇ありとあったのにこの「特別」ってこういう時に使うものじゃないの?とモヤモヤすることがありました。
人事の人に特別休暇として扱ってくださいと相談持ちかけましたがダメでした。
こういう休暇扱いの決め事って企業が決めれるので違法でもなんでもないのですがそれなら特別休暇等と言うワードを掲載しないで欲しい。釣られた感じがしてちょっとセコイ会社だなというのとあと人間関係も少し暗い感じというか、すごい上から目線で扱いづらいお局がいたのがダルかったです。
人間関係については正直くじ運的な要素の方が多いと思ってたのですが、ちゃんと企業とやり取りしているエージェントを利用すれば結構職場のカラーを把握していることも多いです。
例えばどんな雰囲気の職場なのか(インテリとか体育会系とかワイワイ系とか)、社風、求人を出している理由(例えば寿退社や妊娠で長期休暇を取ってるなど明るい理由で前任が辞めたり休職していれば割といい会社です)。
またその会社の社長の性格とか企業成長の方向性などこれら全部を知りたいというのは難しいですがいくつか把握されていれば良い判断材料となります。
こういった内部の前情報はもちろん、デザイナーとしての自分の特色を活かせる企業を探すために本記事で解説しているエージェントは利用して良かったです。
ただすんなりとすぐに採用されるということはまずなかったです。職歴3年以上あってもマッチングの問題で2ヶ月半ほど転職活動していましたので、2~3社受けてすぐ決まるということはないです。(運が良かったり利害一致が合致していたり、相性がいい会社とすぐに出会えたら話は別ですが)
私の場合ですが2社目の職歴が1年程と短かったのもデメリットとして大きかったのかそれがネックで大体2~30社くらい応募しました。転職活動って運や相性、タイミングなど、こちらではどうしようもないモノに左右されることも多いので2~3ヶ月は見積もって活動するのとおすすめします。
それでも転職して良かったので転職したいなら行動した方が絶対いいです。
それでは当時利用していたエージェントを一つずつ簡単に解説していくのに気になるエージェントがあればまずは会員登録してみましょう。
Webデザイナーが3回転職活動したときに利用して良かったエージェントまとめ
レバテックキャリア :とりあえず登録しておくべきWeb業界特化の優良級・好条件案件豊富
職歴 | IT/Web系エンジニア・デザイナーの経験者 |
対象年齢 | 20代後半~40代前半(50代の方は対象外) |
対応職種 | IT/Web系エンジニア・デザイナー |
対応地域 | ・関東(東京・千葉・埼玉・神奈川) ・関西(大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山) ・九州(福岡) |
ここが良い | ・ITエンジニアが利用したい転職エージェントNo.1 ・保有求人7000件以上のうち8割以上が年収600万円以上のハイクラス求人 ・紹介可能な企業は大手IT企業からWeb系企業、スタートアップまでを幅広く網羅 ・年収アップ率77%(2020年5月までの調査時点) |
費用 | 無料 |
公式サイト | https://career.levtech.jp![]() |
レバテックキャリアは、エンジニア特化のエージェントではあるがWeb業界に精通しており保有している企業の質はかなり良かったです。
ちなみにデザイナーでも登録できましたしエンジニア向けではあるがクリエイター向けの求人もしっかりと斡旋してもらえます。
ただ肌感覚ではありますが最低でもWeb業界での業務実績が1年以上ないとsいごとの紹介を断られます。
求人情報やアドバイザーの質ですが、独占された求人が多くあり1つ1つの案件の質が高めです。なので給料を上げたいキャリアアップしたい、もっとスキルを伸ばすためにレベルの高いハイクラス転職がしたい方に向いていると思います。
面談の時に前職の給料や待遇なども話し、そして自分のキャリアも兼ね合わせてみてもらったのですが紹介してもらえたほとんどの案件が年収が上がる企業だったり、仕事も完全リモートや7~8割リモートとそれなりに希望に沿うような条件のものも多かったです。
ちなみに年収UPを求める方にとって保有求人7000件以上のうち8割以上が年収600万円以上のハイクラス求人です。
あともう一つの魅力がレバテックキャリア経由では正社員雇用によるキャリアアップ転職も可能ですが、フリーランスとして独立される方も利用されています。
コンサルタントの質は正直担当となった1里しか分かりませんが雰囲気から教育が行き届いている感じです。細かな企業ヒヤリングと最新情報を常に把握している印象で、また自分のデザインの特徴やもしくは今後挑戦してみたいキャリアなど加味して企業が求めるデザイナーの能力を理解している印象でした。
なので転職活動してて受けた企業とはお互いの希望のミスマッチが極めて少なく転職活動ができ安心と言えます。
転職サポートもポートフォリオ添削や職務経歴書などこちらがオンライン上で相談すればその日の内か次の日当たりにはアドバイスが返ってきました。なのでポートフォリオがまだ未完成という場合でも相談と転職活動を進めつつ感性に持って行ける感じです。
対応エリアも関東、関西、九州の福岡と利用エリアも広く提供しているのでこれらの地域で転職を考えている方は登録しておいて損はないでしょう。
マイナビクリエイター:選択の幅を広げたい、未経験案件も豊富なので経験者転職者にとってはかなり有利な場合も
運営会社 | 株式会社マイナビワークス |
年齢 | 20代〜30代 |
職歴 | Web職・ゲーム業界に転職意欲のある方 既卒・第二新卒(未経験でも美大・芸大卒なら有利) |
対応地域 | 東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県 |
ここが良い | クリエイティブ業界特化型 キャリアアドバイザーがゲーム・Web/IT業界に精通している ポートフォリオ制作・中途採用セミナーやイベントが充実 企業とのマッチングを重視しているので就職後のミスマッチがない |
費用 | 無料 |
公式サイト | https://mynavi-creator.jp![]() |
マイナビクリエイターは20~30代と若者の利用者を対象としています。こちらもWeb業界に特化した転職エージェントです。
マイナビクリエイターは大手マイナビのクリエイター部門に特化したエージェントであり、保有している企業の種類が豊富です。ただデメリットを上げるならいい案件もあれば簿妙なものもあります。
マイナビ母体であるのでとにかく掲載件数が多いのと独自保有している企業もしっかりあるため、多くの企業情報を知りたい方や、未経験案件も多い印象だったので経験者の経歴を盾に未経験案件に応募すれば比較的通りやすい就活もしやすいです。
キャリアアップ転職も可能ですし、年収は下がってもいいので自分のライフスタイルを守るためにゆっくり仕事ができるところなど希望に合う働き方ができる案件も見つかりやすい印象です。
キャリアコンサルタントの印象は可もなく不可もなくで、事務的ではありましたが要領を得ていてほんとにたくさん紹介してもらえました。
1つデメリットを上げるのなら対象地域が関東(東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県在住の方向け)に集中しているので関東・主に東京都内に在住しており一都三県内で就職を希望している人に限ります。
もう一つマイナビクリエイターの魅力ですが、Web業界転職でデザイナーやエンジニア職に必要となってくるポートフォリオ制作のセミナーなども行っていることです。
ポートフォリオ制作が全くできていない、初めての転職でどう作ればいいか分からないならマイナビクリエイターのセミナーやアドバイザーからの添削は基礎を抑えてるので利用オススメです。
Webist:Web業界に特化したエージェント(大手・有名企業案件豊富&未経験案件あり)
運営会社 | クリーク・アンド・リバー社 |
年齢 | 19歳~40代 |
利用条件 | ・Web業界や広告業界で転職・就業を考えている方 ・学歴不問(中卒・高卒・大学中退・大学卒業後の既卒・海外留学から帰国後) (19歳以下~50歳以上の方は利用対象外です) |
対応地域 | 東京都、大阪府、愛知県(名古屋市)、北海道(札幌市)、宮城県(仙台市)、福岡県 |
ここが良い | ・コンサルタントがWeb業界を専門としているプロ ・大手や有名企業をはじめとする3,000社以上の企業と取引 ・さまざまな雇用形態・働き方で理想のワークスタイルを実現 |
費用 | 無料 |
公式サイト |
Webist(ウェビスト)はWeb業界を専門の国内最大級の転職・派遣紹介サイトです。
つまり正社員転職だけでなく契約社員/紹介予定派遣/派遣社員/業務請負といった他の雇用形態での働き方も紹介してもらえます。
週3~4くらいでリモートワークで働きたいなど自分のライフスタイルを守りつつ緩めに働くこともできます。
ウェビストの企業案件は大手や有名企業の案件も豊富と厳選された感じがあり良かったですが、他のエージェントに比べ少し少ない気もしました。(転職の時期にもよりますが)
こちらを利用してWeb業界転職していた時に契約社員としてではありましたが某大手企業の案件ばかり紹介してもらえたのと、前任がなぜ辞めたのか、または休職中なのかの理由も教えてもらいました。
他にも職場の人間関係やどんなプロジェクトを進めるために人を募集しているかなどの中身をしっかり把握していたのでより内部を知って就活したい方には良いかもしれません。
未経験案件も数多くあるため経験者側からすれば経歴で採用されやすい企業もそこそこあったも良かったと思います。
注意点は対応エリアが東京都、大阪府、愛知県(名古屋市)、北海道(札幌市)、宮城県(仙台市)、福岡県にオフィスがありこれらのエリアでの就活をメインとしているなら利用価値はあります。
Web業界で働きたい=エンジニアやデザイナーと言った概念がありまずが他にもディレクターや動画・画像編集者などさまざまなポジションでの職種も紹介してもらえます。
参考までWebistが強みとしているWeb業界への職種は以下の通りです。
・Webディレクター
・UI/UXデザイナー/Webデザイナー
・フロントエンドエンジニア/マークアップエンジニア/コーダー/Webプログラマ
・Webプロデューサー
・Webマスター
・Webマーケッター
・Webコンサルタント
・Web動画編集
・Webライター
・クリエイティブディレクター
今までWebデザイナーだったけど転職を機にUIデザイナーに転職したり、動画編集へ方向転換したりなど方向性を変えることもできる転職エージェントでもあるのでいろいろ悩んで居るという方なら利用オススメです。
ビズリーチ:確実に年収を上げたハイクラス転職がしたい方向け
ビズリーチは管理職・グローバル人材向け国内最大級の会員制転職サイトであり、職務経歴書を登録すると厳正な審査をクリアした人材採用の手法と国内外の優良・成長企業が職務経歴書を見て直接スカウトしてくれます。
ハイクラス転職者向けではありますが、職歴3年ほどの私でも突破できたくらいなのでひとまず登録しておいて損はないでしょう。
企業側が気になった求職者へスカウトする方式なので双方が求めるキャリアやスキルにミスマッチ起こりにくいのが利点。とはいえ企業側もしっかりとスキルや将来性、また人間性を見て面接し審査してくるので短期間で就職はまずどのエージェントであろうが難しい場合があるということは押さえておきましょう。
キャリアアップ転職に特化しているので基本的にはスキルを積んだ30~40代におすすめです。
高年収案件が豊富ではありますが中小~ベンチャー、大手と企業規模は様々です。
対応エリアも幅広いので、審査に通るかひとまず履歴書を送ってみてサブ的に利用するのもありだと思います。
結局どのエージェントで就職できたのか?どれを使ってた?
こちらで紹介したエージェント+その他のWeb業界向けのエージェントと大手だとリクナビや一般職向けのマイナビも利用してました。
色々登録して転職活動はしてましたがWeb業界に強いなと実感しお勧めできるのが本記事で紹介してるエージェントになります。
一番使ったのはレバテックキャリアとマイナビクリエイターです。
ウェビストとビズリーチはサブ的に利用していました。ウェビストもビズリーチよりは比較的多くやり取りをしていたのですが結構進められる案件が非正規雇用が多かったのでいいのがあれば受けたという感じです。
結果的に内定が出たのはレバテックキャリアとマイナビクリエイターとそれぞれ合格を頂き、ここでは伏せますがより自分が行きたい思った企業を選んで転職できました。同時に合格を頂いたわけではなく1週間ほど時差があったのですが同時に勧めている企業の結果が出るまで待ってもらってそこから決めたっていう感じです。
2回目の転職が失敗し3回目は成功したことからの教訓ですが、受かったからと言ってすぐに飛びついて就職するのではなく一旦立ち止まって考える時間も必要です。
比較できる企業があるならいろいろ比較し決して自分を卑下しないこと。自分の価値を自分で下げると転職すればするほど質の悪い会社につかまってしまいます。
転職活動って結構辛いので受かったからここでいいかという妥協で決めてしまうこともありますが、入社後にミスマッチが起こって結局すぐに転職活動していては時間がほんとにもったいない。少し時間がかかっても自分がある程度は妥協できても納得する条件や希望で通すのは大事です。
その為に私はエージェントは使い倒した方が良いという考えなのと、利用するなら専門性の高いもしくは保有している企業の質が高いことを売りにしているエージェントとメイン活用すれば就活の効率化が上がります。
コンサルタントの質も結構大事だと思いましたので、こちらで紹介してるエージェントは比較的バランスが良いところでしたのでおすすめです。
Webデザイナー転職におすすめのエージェント
レバテックキャリア:とりあえず登録しておくべき・年収はほぼ上がる&フルリモート案件など
- マイナビクリエイター
:求人の選択肢が広くとにかく多くの情報を見てみたいなら必須
Webist(ウェビスト):案件数や対応エリアはやや劣るがこういう案件と出会いたかったマニアックで尖った案件がある
- ビズリーチ:確実に年収を上げたいならココ・高年収企業がメインなのでホワイトが多い