高校を卒業後特にやりたいこともなくフリーター生活を続けていたけど1年くらいして急に美大に入りたいと気持ちが切り替わった。
もともと絵は好きで絵画教室でデッサンや作品制作などはしながらフリーターをしていたけど、もっとしっかり学びたいと思い美大に行こうか悩んでいたら教室の先生から「今入りたいとやる気になっているなら美大に行くべきだ」と言われて結局2年のブランクを経て美大生に。
4年間美大で作品制作に没頭し、良い経験ではあったけど就活は卒業制作などが忙しかったのもあり結局内定無しで卒業。
現役の子たちよりも2年、歳を重ねて美大を出たけど結局フリーターに戻ってしまったけど、転職活動に乗り換えて27歳で正社員になれた体験記事です。
浪人後に美大や芸大に入ったけど就活がうまくいいかず結局リーターやニートになってしまった既卒の方に読んでいただきたい記事となっています。
※本記事は当ブログの管理人の大学時代の同級生の話になります。
【既卒・第二新卒向け】未経験からクリエイティブ職に就職したい人に勧める転職エージェント
気になるところから読む
美大での作品制作における成績は優秀だった!だけど就活はほとんどしなかった
2浪していた期間、フリーターでフラフラ自由に働いてはいたけど作品制作はずっと続けていて高校上がりの現役の子たちに比べて「アート」に磨きがかかった奇抜な作品を作れていた。
講師からの作品の評価も高く、現役の子たちに比べても一味違う世界観で作品を作り上げていたので学部の中では割と期待されたような目では見られていた。
自分の作りたい、学びたいものに貪欲になれる環境である美大に入れたのは大きなメリットであり、あまり足を踏み込んだことがなかった映像作品でアニメーションを制作したりして楽しかった。
そして制作だけでなく芸術学やアニメーション講義などで歴史的にアートの世界を学ぶことでインスピレーションも沸いたし、それなりに美大での生活を謳歌していたように思う。
ただ2浪してたのが学部で自分だけで、あとの浪人組は1 浪の人が数名。
自分だけ1~2歳年上ということでやっぱりどこかで現役の人たちとは距離ができていたとは思う。それもあって変につるんだりせずに、せっかく自分が入りたいと思ってフリーターから美大に入ったので時間を有効活用はできた。
ただ作品制作をすることや芸術について学ぶことについては確かに楽しかったけど、3年生にもなると就活が始まる。
自分が就活を始めたのは4年生の夏ごろかなり遅くなってからだった。
卒業制作が忙しかった
就活スタートがかなり遅れた理由の一つが作品制作に忙しかったから。
3年生の時には周りもちらほら就活を始めてはいたけど、そこまで本気で動いている子もおらず少しのほほんと過ごしていたらあっという間に4年生になり、前期から卒業制作のプランが始まった。
他の必須科目に加えて1年プランで卒業制作のプロジェクトを始めるにあたったのと、4年にもなると卒業単位の調整もあるのでそれなりに忙しくなってしまい、ぶっちゃけほとんど就活らしい就活はしなかったし、合同説明会なども学校にきていた企業のしか参加できなかった。
そもそもやりたい仕事が分からなかった
そしてもう一つの理由が、やりたい仕事が特になかった。
自分が専攻してたゼミは「写真」。
印刷業界やカメラマンとか直結して就職先に考えられそうだけど、正直そのどちらもしたいわけではない。
学んでいることと働きたいものが一致してなくて、社会に出て何がしたいのか美大いている間一切分からないまま4年が過ぎていました。
これは美大生に限らずだけど、やっぱり社会でどのような仕事があるのか真剣に自分で調べないと何も分からないので、自分が興味の持てる仕事を見つけられることができなかったんだと思う。
美大での就活支援も正直お粗末なもなので、無難にとりあえず色々受けてみなよとか、「就活は恋愛と一緒」とかいう精神論とか聞かされるだけで自分自身へのカウンセリングをしなければならないことに気づかなかった。
美大を出たら作品制作がきっと難しくなるということで、いろんな機材や工房を利用できる今の環境をぎりぎりまで利用したくて忙しくなっていたのと、就活に真剣に向き合わなかったので自分がどんな仕事がしたいのか分からなかったという理由で就職活動をせずに卒業してしまいました。
美大卒業後は給料はかなり良い会社でフリーターとなったけど毎日がつまらない
卒業後は地元に戻り、フリーターと言えど手取りが17万は固定でもらえる安定している仕事をしていた。
大手の某企業の製本制作のアシスタント業務で、環境もかなりホワイトだった。
ただ仕事では重要な仕事はもちろんしてもらえず、だけど社員の人はかなり忙しそうにしているので「何か手伝えることはありませんか?」と尋ねても「君は大丈夫。」とすぐ終わるような簡単な雑務しか任されなかった。
楽して17万円も毎月貰えてたので良いアルバイト先ではあったけど、正直つまらない。
このままここでずっとフリーターとして面白くもない、責任感もやりがいもない作業をするのは苦痛だと思い、徐々に転職活動をする方向へ意識が向きました。
ただ何がしたいのかこの時もまだ分かっておらず、仕事場で何もすることがなかったので会社のパソコンで「クリエイティブ業界 未経験」と調べて色々見てる始末でした。
思い切って退職しクリエイティブな仕事を探す
最初は行動というよりもパソコンで調べる程度だったけどどこかで区切りをつけないといけない。
行動にもっと早く移せばよかったと少しだけ後悔したけど、まぁ良かった。
行動の仕方が分からなかったというのもあるけど、クリエイティブ業界に入りたいならクリエイティブ業界に詳しい転職エージェントを利用するのが一番話が早く、具体的に事が進みました。
ハローワークや民間系の他の職安も1~2つ利用したけど、事務作業や工場系、接客などの仕事ばかりを勧められて、クリエイティブな仕事はないですか?と尋ねても古そうな会社のスーパーのチラシのようなデザインの広告を作らされるような仕事しか紹介されずあてにはならなかったです。
クリエイティブな仕事に就きたいならハロワや民間系の職安に頼るのではなく、クリエイティブ業界に特化しており、相談できるアドバイザーの方もその業界に精通している人であるエージェントを利用するのが一番です。
クリエイティブ業界に何となく進みたいけどはっきりした職業、業種などが定まっていないと不安になっているならなおさら専門家に相談すべきです。カウンセリングをもとに具体的な仕事を提案してくれたり、それまで知らなかった仕事だけどやってみたいと思える仕事に出会えるからです。
クリエイティブ業界ってぶっちゃけ未経験からでも転職はハードルが高いですが、美大を出ているという学歴はかなり優遇されました。
未経験からでも優良なクリエイティブ職を紹介してくれる転職エージェントについては【既卒・第二新卒向け】未経験からクリエイティブ職に就職したい人に勧める転職エージェントで紹介しています。
浪人してまで美大を出たのにやりがいを感じないフリーター生活をしていて嫌気がさしている、変わりたい。クリエイティブ業界に転職したいならまずはその業界のプロに相談すべきです。
【既卒・第二新卒向け】未経験からクリエイティブ職に就職したい人に勧める転職エージェント
不安に思っていたけど行動したら楽しかったしやりたい仕事が見つかった
何がしたいのか分からない状態で転職活動を始めたけど結局WebデザイナーというWebサイトをデザインしたり、Web広告の画像を制作する仕事に就けました。
アプリ開発にあたってのイメージデザインなども手掛けます。
美大ではデザインについては学んでこなかったので簡単なWebデザインの基礎が学べるスクールに通って、そこから転職できました。
就職するまで少し時間はかかったけど、まず「目標」を決めないと行動に移せないし、迷いも出てしまう。
その為に就職支援をしてくれるアドバイザーに相談してみるのは、仕事探しで悩んでいるならするべきです。
はっきりしない考えはそのまま行動にも生活にも生き方にも出てきます。
相談した上でエージェントから興味の持てる職種を紹介してもらい、転職活動の支援をしてもらえればそのままとんとん拍子で仕事が決まることもありますし、場合によったら一度スクールに通ってスキルを少しつけてから転職活動に挑みたいとどういった行動をすべきなのか見えてきます。
仕事を見つけるってまず知ることから始まります。
その目標を見つけて自分がどう行動すべきなのか、真和酔わない選択を見つけるために【既卒・第二新卒向け】未経験からクリエイティブ職に就職したい人に勧める転職エージェントで紹介している転職エージェントに足を運んでみましょう。
何か月、何年と長く悩んでいたことが1日で解決するきっかけにもなります。
浪人して美大に入り卒業後にフリーターとなったブランク経歴は思ってたほど気にするものではない
おそらく一番気になるところだと思うけど「浪人期間」と「既卒後のフリーター期間」の2つは社会的にどうなのか?
地方での就活は分からないけど東京では本当に気にならない。むしろ何にもならないフリーター期間を長く続けている現状の方を気にすべきだと感じました。
美大生の時はできなかった就活を27歳になるときに始めたけど、面接では浪人期間についてはほぼ触れられなかった。
ただ最初のころはアドバイザーとなってサポートしてくれる転職エージェントを利用せずに転職サイトから応募していたのですが、「学歴フィルター」やら「職歴フィルター」のせいで機械的に落とされているのかほとんど通過はしなかったです。
面接に行くまでが遠いなと感じていたけど、生身の人間と対面して仕事を紹介してもらうことで面接まで受けられる確率は格段に上がりました。
受けた会社では浪人したことについてはあまり触れれなかったけど既卒フリーターになった理由とか必ずと言っていいほど聞かれます。
ただこれは会話からどんな人なのか探ろうとしているだけなので、自分とって不利にならない発言をすることで回避できた。そのノウハウも転職エージェントで相談して、面接の対策などもしっかり指導してもらえます。
転職活動が簡単だったかと言われるとそうではなかったけど、やってみたい興味のある仕事が分かるとそこに向かってちゃんと行動ができるんだと気づけました。
過去を振り返って社会人経験がないのは仕方がないけど、その持っていない経歴のせいで自分はどうせだめだとか、今更遅いのかなって行動できないのであればずっとできないままです。
他人より遅かったとしても自分の人生の中ではその時は一番早い時期なのですから、変わりたいのであれば今から行動すべきです。
その為にまずは「自分の目標」をしっかり見つけて「正しい行動」を始めましょう。
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