4年制の美大で就活期間はそれなりに頑張ったのに全て落ちてしまい自暴自棄。
もう就活なんてしたくないと卒業前の2月中旬に就活を辞めてそのまま仕事が決まらないまま卒業しました。
既卒になってからもアルバイトを探すも4つ5つ受けて手応えを感じずアルバイトすら決まらない。
そのまま引きこもってニートを7ヶ月していました。
そんな私でしたがクリエイティブ職であるWeb業界で働いています。
美大や芸大を出て制作やクリエイティブな仕事に就きたいけど迷走してしまっていたり、そもそも就活が怖い、自信が無いという人は本当にもったいないです。
貴方の美大で培ったスキルは多くの企業が求めているのにそれにまだ出会えていないのは本当にもったいないので、またやる気を出していただけたらと思い、私がニートからWeb業界へ入るまでの話を書いていこうと思います。
私はWeb系の仕事をしていますがデザインや制作系の仕事に就きたい人へも対象としておりますので興味があればお付き合いください。
先にクリエイティブ職に既卒から就職したいならクリエイティブ業界特化型のエージェントを利用しましょう。
職歴なしのニートでもクリエイティブ業界のお仕事を紹介してもらえ、なおかつ就活の不安にも相談に乗ってくれるお勧めの転職エージェントについては【既卒・第二新卒向け】未経験からクリエイティブ職に就職したい人に勧める転職エージェントにまとめてあります。
就活が不安ならプロに頼りましょう。
現役美大生・芸大生でなかなか就活がうまくいかない方はこちらの【不採用が続く美大生必見】就活がうまくいかない現役美大生におすすめする卒業までに内定を取る就活のススメを参考にしてください。
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3年生から就活を始めた辛かった大学終盤生活 周りの美大生は就活をしない
4年になると卒業制作を作らなくてはなり同じ学部の人は私以外ほとんど就活をしていませんでした。
制作に力を入れていない人は早々に就活を終わらせていて、卒業制作だけど卒業単位がもらえればいいと適当に制作している人。
卒業制作は集大成でもあるから就活そっちのけで精を出している人で別れていましたね。
その結果学部生40人ほどいましたが就職が決まった人は7人でした。
内2人はアルバイト上がりで正社員に昇格してもらったので就活をして内定をもらったのは5人ほど。
それくらい私がいた環境は就活に積極性のない人たちの集まりでした。
私はどちらにも精を出していたので面接が入った日にゼミでリクリエーションがあって遅刻してしまった日などには白い目で見られ周りには私の就活の態度とゼミでの活動が中途半端と見られたため辛いゼミ生活でした。
当時スマホを持っていなかったので連絡も学部を統括している助手にしか連絡を入れられずゼミの先生やゼミの仲間からしたらまた遅刻や休んで、授業にも不真面目で、連帯責任が取れない奴と冷たかったです。
説明も言い訳がましくて自分からも言えない雰囲気でした。
そんな中で就活もしていたけど面接がうまくいかず焦る気持ちが余計に負のオーラを作っていたようで、面接中に
“あっ、ここも駄目だな…。”
と分かるようにもなっていましたね。
それでも卒業間近まで就活を続けていました。
2月に入って卒業制作の作品の合評会の成績がつけられる時期にもう就活はあきらめモードに入っていました。
卒業制作の作品は合計3つ作ることができ高評価も頂けたので嬉しかったのですが、卒業してからどうしたらいいんだと不安な気持ちのまま卒業を迎えました。
美大を卒業後にアルバイトに応募してみるもどこにも受からない
卒業展示会が終わり大学も卒業した3月に企業への応募を辞めてアルバイトにランクを下げて地元で仕事を探していました。
映画館の受付のバイトや住み込みのリゾートバイトに登録したり個人でやっているような広告会社のアルバイトに応募したりしましたが映画館のアルバイトはお断りの返信が封書で来て、リゾートバイトは登録しても声がかかることはなく。広告会社では休みが全くないけどやれるのか?とブラック根性を問われて辞退したりと全然決まりませんでした。
2週間ほどアルバイトを探して気になったら応募したけど5社落ちた時点でアルバイトでの仕事探しも辞めてしまいました。
就活で40社以上受けて惨敗してその上アルバイトでもダメだった。
自分の存在価値って何なんだと鬱状態になっていましたね。
仕事が見つからないって自分を否定されている感じがして、どんどん自分に自信がなくなり人前に出る事が怖くなっていきました。
本当にこの時は暗かったです。
周りの目が痛くてつらかった日々
何をしてもどこにも受け入れられない。
当時友達のつてでゲームのイラストボードを作成する仕事を少しもらえていたのでそれをしていたのですが1週間1日10時間ほどかけて、首がいたくなるほど頑張っても制作担当となったイラストボードは2つだったため成果報酬の8000円しかもらえませんでした。
会社が決まらず落ちこぼれで、お手伝い程度の仕事では稼げないし体を傷めるだけ。
何もする気が無くなって4月に入ってから一切何もしなくなりました。
いわゆる引きこもりのニートになりました。
大学が地元ではなかったため地元に友達もおらず遊び相手がいなかったので本当に1日中家にいてパソコンをしたりテレビを見ているだけの日々でしたが家族に就活が失敗したことを強く責められて家でも居場所がなくなりました。
家族にののしられるのも精神的にきつかったけど一番つらかったのは親戚に
“今何してるの?
仕事は何してるの?”
と聞かれること。
働いていないと気づくと気を使ったようにだんまりされたことが辛かったですね…。
鬱状態から立ち直るためにしたことは海外旅行
何もしない生活から海外に約1ヶ月旅行に行ったことがきっかけで活力が戻ってきました。
よく言われている何かに落ち込んだときは海外旅行に行くのは効果的だと身をもって言いたいです。
違う国で違う文化の中外国人とコミュニケーションをとるのは本当に楽しかったです。
言葉は一切話せなかったのですが、仲良くなるのに言語の違いは関係ないんだなとも思いました。
言っていることは分からなかったけど泊まっていたホテルのオーナーとその息子に現地の観光地を案内してもらったり格安でツアーを紹介してくれてバスツアーに行き本当に堪能しました。
ちなみに行ってきた国はトルコです。
トルコ人は日本人からすると驚くほどフレンドリーで優しく親切な人はめちゃくちゃ尽くしてくれます。
親日とも言われている国なので日本人だと分かると喜んでくれる人も多かったですね。
そこで約1ヶ月生活して日本での悩みってすごく小さなことなんだと思えるようになりました。
海外に行って感じたのはみんな思ったよりも適当にマイペースに働いて自分のプライベートの方を優先するし、仕事中も急に飲みに行ったり友達と話し始めたりとフランクでした。
文化の違いも感じましたがこんな生き方良いなぁって思いました。
仕事がなくても思い詰めておらずタバコを吸ってお茶を飲んでマイペースにしている人もいたし、生きることをもっと楽観的にとらえている人たちばかりだったのでたかが就活で失敗したことで落ち込んでいる自分がもったいないと感じてきました。
また現地のトルコ人にも仕事がなかったらこっちで働けばいいさとも言ってもらえて、どこかに限定する必要も確かにないしもっと視野を広げていけばいいんだとも気づかされました。
帰国後とりあえず就活ではなく地元でアルバイトを探し接客の仕事に就くことができました。
海外旅行で活力が戻ったのは本当に大きなことでした。
もし就活に失敗して何もやる気がしない無気力な状態で海外にも興味があるなら海外旅行は結構お勧めです。
国内ではなく日本ではない国で出会える外国人は日本人の感覚が如何に小さいものかを気付かされてくれるきっかけになるからです。
アルバイトを続けるもこのままじゃダメだと考え始めた24歳の夏
海外に行ってリフレッシュし、なんとフリーターにまで慣れたけど、アルバイトの接客業で感じたのは毎日同じことの繰り返しで何も自分が成長していないこと。
フリーターって将来性が無さすぎて不安になります。
20代前半でまだ第二新卒扱いの中にいた年齢だったので就職活動を再開してまともな職に就けるのは今を逃したら難しくなる。
そう考えて一念発起し1年半務めたアルバイトを辞めて就活を再開しました。
辞める時ちょっと泣きましたね。(笑)若い。
就活で苦労した過去があったのですがいろいろ就職支援サービスを利用してみて自分には合わないなと感じた就活の仕方が分かってきました。
美大生時代にしていた就職活動が自分に合っていなかった
- 企業説明を受けたり自ら就職サイトでエントリーするのが億劫
- ハローワークの堅苦しい仕事探しが苦痛
美大の時にしていた就職活動は3年生の夏ごろから企業の合同説明会に参加して企業から来ている社員の人に会社について質問しているふりをして自分をアピールしたり、エントリーシートや書類選考が通過した企業に面接に赴いて自分をアピールするプレゼンをしたりなど、行動して人前で自分を表現しなければならなかった。
正直本当に苦痛でしたしなによりめんどくさかった。
美大の授業でも自分の作品の講評会でプレゼンの場数は踏んでいた方だけど、人前に出て自分の事を話すことが好きな人って美大生では珍しいんじゃないかな。
対象が作品に移るから発表することができたり、見てくれる人も先生と一緒に作品制作を切磋琢磨している同士のみだからギリギリできていた。
就活では何となく気になった会社に行って初めて会う人たちの中でいきなり自己アピールだなんて無理難題な行為でしかない。
こういった就活=しんどい・辛い・怖いという不安を軽減してくれたのが既卒向けの就職エージェントでした。
話もちゃんと聞いてくれて寄り添うようにサポートしてくれたので豆腐メンタルな私にはありがたかったです。
クリエイティブ職であるゲームクリエイター、プロダクトやカメラマン、映像、デザイン関係の仕事に精通している就職エージェントでも既卒・第二新卒などの職歴に自信がない美大生に勧めるエージェントについては【既卒・第二新卒向け】未経験からクリエイティブ職に就職したい人に勧める転職エージェントにお進みください。
美大を出て無職になって途方に暮れていたけどこれらを利用したことでグラフィックデザイナー、Webデザイナー、CGクリエイター、ゲーム業界へ就職が決まった方がたくさんいます。
【既卒・第二新卒向け】未経験からクリエイティブ職に就職したい人に勧める転職エージェント
ニートであっても働いている人と何一つ変わらない
会社で働き始めて最初きつかったのは不規則な生活から社会人として規則的に会社に通うという生活リズムを付ける事。
3日ほど長くても1週間で体は生活に慣れました。
働いて会社の人とコミュニケーションをとって行く内に感じたのは、自分とすでに働いていた同僚や上司と大きな変わりがないという事。
仕事は言われたことを覚えてこなすことに最初は一生懸命だけどだんだんとアイディアや企画を考えたりするのは楽しいし、新人ならではの発想に先輩方も割と面白がって”企画それで一度出してみよう”とか言ってもらえて、なんだ自分ってもしかしてそこそこ能力が高いんじゃないかって思いました。
何が言いたいかと言うと自信がなさすぎるという事。
会社の人も言ってしまえば今の会社がなかったらみんなニートです。
何一つ変わらないけど働けなかったのはただもうひと踏ん張りが足りなかっただけでした。
家にいてYouTube見て漫画みてアニメ見て1日が終わっていた時間が、自分の能力を試せて可能性が広がっていく時間に変えられたのは生きた心地が気持ちいいです。
ニートから脱出して仕事を聞かれるのも堂々としていられるし、何より制作関係の仕事に就けたのは私個人としては嬉しかった。
無難に営業とか販売員とかの接客業はきついので、会社のメンバーと1つの企画を制作して行く仕事は楽しいですね。
今後この記事を読んでいる人がどういった仕事に就くかは分かりませんが、ニートから正社員になるのはたった一つ、自分が少しだけ勇気を出すだけです。
既卒向けのエージェントに行くと自分と同じような人がたくさん来ていました。
みんな同じように行動へ移しています。
アートを学んできたならそのスキルをどこかで発揮したくはありませんか?
ぜひ一歩だけでいいので行動へ移してみましょう。
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