ネガティブな内容ですが吐き出そうと思います。
需要ある記事かは分かりませんが、私自身が海外に語学留学とワーキングホリデーをして日本に帰国後、驚くほど無気力になり同時に体力も低下していった。
いわゆる燃え尽き症候群と言われるような症状になり、だけど何もしないことへの自己嫌悪ともどかしさと焦りで日々の生活が辛くなったこと。
せっかく貴重な体験をしてきたのに毎日が無気力であることがしんどくて辛くて仕方がなかった。
なぜ帰国後に無気力になってしまうのかについての私個人の話です。
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留学前の日本での生活が怒涛だった
詳しくは割愛しますが新卒後の就活に失敗や、地元を離れて上京してやっと手に入れた職もブラックに近いグレー職で同じ部署の人間にパワハラを受けたりと挑戦していることがことごとくうまくいかない生活でした。
かなりしんどくて何度か体調を壊したり気が狂って自殺未遂もしてしまったほど追い込まれていた時期もありましたね。
仕事に関しても自分の能力不足で悔しい思いもしたけど、社会の黒い部分を見たというか、身になる努力を奪う大人がたくさんいることを知りました。
恐らくだけどただの嫉妬で社会人としての成長を奪ってくる人間っているんだなと思ったし、環境が良くなかったからみんな心に余裕がなく若手をいじめるような場になっていることも気づきました。
どんな苦労を買って出ても全部失敗または失う、そして他者に潰されるそんな社会人生活でした。
この時感じたのが苦労なんてする意味ないな。
その苦労したことが実らなければただただ卑屈な人間になるし、リスタートするバイタリティもモチベーションも無くなる。
またあれを繰り返すのか…?もう無理だよできない。
知ってしまうともうできなくなります。
苦労しに行くってかなり賭けのような感じがしました。
圧倒的に成功例が無いのは自信を奪い、持っている能力も出せなくなるそんな人間に育ちます。
私のように何もかもうまくいかないクジ運の悪い人間も珍しいのか、知り合いに自分の大変だった話を愚痴で話すと
“なんでそんなに事件続きなんだ?
別の場所や環境だったらこんなことにはならなかっただろうな。”
など言われました。
人間疲れ切ってしまうと再挑戦するという選択肢が無くなります。
しかし私はこの地獄のさなかでも目標としていたのが学生時代から行きたくて仕方がなかった海外へ行くこと。
留学という方法で海外に長期で行くことを決めてからはそれが生きるモチベーションであり仕事を続けていた唯一の理由でした。
海外に住んで分かった日本では感じなかった生きやすさと楽さ
イギリスとオーストラリアで暮らしてみて共通して感じた『楽さ』は人間関係がシンプルだったこと。
無駄に気を使ったり、相手の目線や意見などを気にしたりして自分を出さない選択をあまりとらなかった。
外国人の多くは不機嫌だったらダイレクトに態度と言動に出すし、嬉しかったら体を揺らすほど喜ぶ、また役割ではないことには一切加担しない『割り切った』関係もはっきりしていてこれが逆に心地よかった。
オーストラリアではワーキングVISAで滞在していたため飲食店で働いていました。
日本食レストランでオーナーが日本人だったため形式的な働き方は日本と全く変わらなかったけど、同じ従業員の人はほとんどが外国人。
主に韓国、香港、ネパール、マレーシア、そして日本人。
日本食レストランにも関わらず私が働いていたレストランでは日本人が少なめで外国人と働いているような環境でした。
外国人と一緒に働くのはめんどくさいというか仕事のルールなどで適当さを感じてイライラとする日もあったけど、人間関係においては全くと言っていいほどストレスがなかった。
日本にいた時は仕事以外で気にしないといけないのが周りとのコミュニケーション。
日本人って職場の人とは割り切っているように見えて結構プライベートなことを聞いて来たり、個人的な趣味や考えを探ってはそれを比較したり値踏みしたりするめんどくさいところを持っている。
しかもそれを仕事の延長戦で語り合おうとしてくる部分も結構うんざりしていた。
しかし海外では本当にびっくりするくらい、仕事以外の事はしらん、あくまで仕事仲間。
もちろん仲良くなったら旅行とか行くのかとか休みの日は何してるのかなどの会話は楽しみましたが、仕事にそれを持ちこまない。
オンオフがはっきりしていて楽でした。
このオンオフの切り替えがはっきりしているが、それ故の冷たさは外国人とのコミュニケーションからは感じませんでした。
会話はさっぱりしているが彼らはとてもフレンドリーで話しやすい環境ではあったし、体調が悪そうだったら
“今日どうしたの!
元気ないねー。”
といった軽い日常会話から心が安らぐことが多かった。
そして一番はっきりしていたのが仕事は金のためであり生活のためだからと、日本のような客のため経営者のためなどの建前を感じなかった。
あるいみ素直な人たちだと感じました。
だからと言って自己中心的な仕事をするわけではなくしっかりと任された業務はしている。
(たまに適当だったけど…客や経営には迷惑が掛からない範囲だった。)
職場での無意味な他人への気遣いがない分仕事に集中できたし、それで十分なんだと改めて思いました。
日本のような本音は奥底にしまい込み、周りにいい顔で見られたいがゆえにきれいごとを並べたり建前でコミュニケーションをとって、自分の本音がわからなくなり疲れてしまうことはありませんでした。
海外で働いて感じたのはいらない人間関係のストレスは本当に要らないんだなという事。
これが日本で働いてきたこととの大きな違いでした。
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頑張りすぎて体を壊すと考え方が変わる
日本で働いていた時の話に戻ります。
私自身それなりに頑張ってはいたが何にもならなかったし体を壊してしまい仕事って何のためにしているんだと考えるきっかけになりました。
年下の知り合いの女性の話で営業でがむしゃらに頑張っていて仕事を順調にこなし先輩からも期待されていた新人がいました。
しかし彼女は仕事中に嘔吐をしてそのまま倒れて救急搬送。
復帰後に彼女が言った言葉は
“体壊す前は仕事をとにかく頑張ろうって考えていたけど、今はどうやって楽に仕事を終わらすか、さぼれるか、とか仕事に手を抜くことしか考えていない。”
真逆の思考になってしまいました。
結果的に彼女はその仕事を辞めてしまいました。
帰国して目標が無くなる
たった一つと言ったら大袈裟ですが、若い時から目標にしていたことに終わりが来たときドッと疲れが出てきました。
日本では薄給の中から貯金をして苦労して海外へ行ってきた。
やりたかったことが終わってしまった。
正直また海外へ行きたいとは考えますが、同じようなことでは行きたいとは思いません。
活力や行動に繋がるモチベーションはこの時に失いました。
海外から帰国したしばらくの間は海外気分が抜けず高揚はしていたが、徐々に現実に戻っていきこれからの目標が消えたと認識したとたんに何に関しても無気力になってしまった。
燃え尽き症候群になってしまいました。
学業を休学する人や社会人としての経験を日本で得ずに留学へ行かれる方は分かりませんが、日本で働いてから仕事を辞めて留学やワーホリへ行かれた過去を持つ2人の男性と話したことがあり、彼らもまた帰国して1年は何もする気が起きなかったと話していました。
帰国後の無気力になる傾向は留学前の日本での苦労などが関係していると感じます。
苦労は買ってでもするものじゃない選んでするもの
苦労したことが報われて、何かの成果や報酬を勝ち取ってきたことがある成功者は『苦労すべき・若いころに失敗をするべきだ』と抜かしますが、これって完全に個人の見解だと思いました。
なんでも先駆者というか年上のいう事を鵜呑みにする必要はなく、自分自身身をもって思ったのが不要な苦労を背負うほど愚かしい時間はないなという事。
無意味な苦労や成果が出なかったりと失敗に終わることもあるわけです。
1つずつしかその時に選択できないのですから。
それなのに苦労すべきだと茨道ばかりを選んでいては疲れて病んで静止状態になる。
ほどほどという程度が分からないから挑戦しに行く若い世代にとっては、力の抜き方なんてわかりません。
自分の人生を振り返って感じるのは自分のためにならない苦労はいらないという事。
買ってまでするものじゃない。
例えば変なシステムではあるが、本当に例えばの話で残業を毎日3時間した社員には給料を上げるというシステムがある。
給料が上がって欲しいならば残業するし、給料よりも自分の時間が欲しいならば残業なんてしない。
自分が欲しいものが得られるための苦労すべきポイントがわかっているならば価値があるが、ただがむしゃらに周りがそうだからと他人の雰囲気や職場の環境に任せて努力や苦労しても得られるのがわかっていなければ失敗した時の打撃は大きい。
その無意味な苦労がたまたま上手く成功へと繋がり自分への報酬となるならばラッキーだが、仕事において”ただ頑張っている”という目標が自分で分かっていないためにしてしまう誤魔化しの苦労は辞めた方がいいと思います。
こういう闇雲に頑張ることについては純粋だなと個人としては好きなタイプではあるが、留学やワーホリ、その他でも海外へ出て大きく環境が違うところで学業や就労した時に日本との大きなギャップを感じて、再び日本での就労が難しくなるほど無気力なってしまう事があります。
燃え尽き症候群は自殺してしまうリスクがある
高校野球の選手の話で甲子園に行くことが幼いころからの夢だった球児がいました。
しかし彼は結果的に予選敗退で甲子園に足を踏み入れることなく、幼稚園から続けていた野球への目標が消えてしまいました。
その後野球を辞めて運送系の仕事をしていたけど、自分がしたかったことを見つけられなかったのでしょう。
ある日突然自殺してしまいました。
燃え尽き症候群の怖いところは強い目標や目的を失ったときに、照らすのもがなければそのまま道をはずれてしまう事。
やることが終わってしまったら生きる目的がないのと同じです。
そのまま死んでしまう人もいることはとても残念で悲しい話であり、軽視できない恐ろしい症状なのです。
帰国後に日本に馴染めない
留学もワーホリも相応してめちゃくちゃ楽しいし外国人のコミュニケーションはさっぱりしていて素の自分が本当に出せているような場所です。
日本と比較した時に、海外での思い出が忘れられず日本のシステムに馴染めない帰国者は少なくないように思います。
日本から出ずに外(海外)の世界を一切知らなければ比較する事がなく日本での生活に疑問を感じないが、留学においての大きなデメリットは日本にいた時に心底疲れてしまった人間は再び日本での働き方や生き方を受け入れるのに時間が掛かるという事でしょうか。
留学後に鬱になる人もいるくらい有名な症状です。
留学しても帰国後にまたやりたいと思える目標や、気力は取っておくべきです。
燃え尽き症候群は新しい目標がないと治らない
私が留学を終えて燃え尽き症候群になって心底病んでしまったけど、この症状を改善するのは時間でも友達と会って気を紛らわすことでもなくまた自分がやりたいと思える目標を作ることでした。
私は前職がブラック企業のWeb制作会社で働いていたのですがWebの仕事自体はとても好きだったし自分に合っていました。
仕事をすると考えるよりもまたWebのプログラミングのスキルを高めたいなと考え始めたのが徐々に燃え尽き症候群から脱却したきっかけでもありました。
本記事と似たような内容になりますが燃え尽き症候群になってニート生活だった私がその生活から脱却するまでの道のりは社会人1年目で退職し海外留学へ!帰国後は無気力になりニートを1年したけど就職成功した体験談で語っています。
本当にゆるーくWebの勉強したいなという思いがきっかけで転職サイトなどを眺めるようになり、そこからとんとんとことが進んでいきました。
ちょっとした興味とか、できる事からでいいので取り組んでみるとまた違う方面から活力が戻ってきます。
燃え尽きて無気力状態の時は鬱状態なのと同じようなものなので無理してしたくもないことをし始める事はやめておきましょう。
人によったら日本にいるから無気力なんだと思い再び海外へ留学や旅行をする人もいますので、無気力状態は一種のターニングポイントだと思っています。
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